前回のブログでは、こんなことを書きました。
この話を踏まえ、今回は、
「どうやったら、考えられる人を育てる事が出来るか?」
ということについて考えていきましょう。
といっても、実は、この答えは非常に簡単で、一言で言えば、
★ 相手に質問を投げかけ続ける
ってことだけなんですよね。
なぜなら、考えるためには、問いが必要であり、人間は、問いがあれば、自然と考えようとする生き物だからです。
なので、考える習慣を身に付けさせたければ、その人に、質問を投げかけ続ければ、自ずと、物事を考えるようになっていくんですよね。
実際に、これも研修で自分の部下は考えが足りない、といっているリーダーに、
「あなたは部下に、毎日どれくらい質問を投げかけていますか?」
と聞くと、だいたい、ほとんど意識してやって来ていない、と答えが返ってきます。
こういうリーダーは、部下が考えないと嘆くのではなく、自分が部下に考えさせていない、と考えた方が、問題が解決するでしょう。
私自身、意識改革と行動変容がテーマの研修やセミナー、個人セッションをやっていますが、こういう変化を起こすためには、相手にしっかり考えてもらわないといけません。
そのために、一番エネルギーを使って考えるのは、何を教えるか、どう教えるか、ということ以上に、
★ どんな質問を相手に投げかけるか?
というところなんですよね。
なので、人を育てるリーダーの方は、是非、部下が、きちんとものを考えられるような、良質な質問を考えることに、エネルギーを注いで下さい。
今日のまとめ
考える人を育てるための一番シンプルな方法は、良い質問を投げかけ続けること
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