今回は、厳しい上司であらねばならないと思い込んでいる人や、部下に厳しく出来ないと悩んでいる人に向けてのお話。
私思うに、上司が厳しい人になる必要は無いと思うんですよ。
というか、上司が厳しくなるのは、百害あって一利無し、というのが、私個人の見解であります。
そもそも、ここで言う厳しさとは何か?
部下につらく当たること?
部下に罵声を浴びせること?
部下を叱咤すること?
これらは全部、パワハラですよね。
今の時代、こんなことをやってたら大変なことになります。
では、厳しさを捨て、甘やしてもいいのか、というと、それもまた違いますよね。
優しい上司はいいかもしれないけれど、甘やかす上司は、部下にとってもチームにとっても、いいことはないでしょう。
ではどう考えるか。
厳しさを、上司である自分に置くのではなく
★ 目指すゴールの高さ
に置くのが、効果的な厳しさではないか、と私は思うんですよね。
その高いゴールを部下と作り、その部下が自ら定めたゴールを達成するまで、あきらめずに関わり続ける。
部下が、そのゴールをあきらめそうになったときは、応援し、励まし、サポートをして、必ずやゴールを達成させようという信念を持って接する。
要するに、上司が厳しい存在になるのではなく、ゴールを厳しい存在にして、上司はその厳しさと、共に立ち向かっていく仲間であり、支援者という存在になる。
こう考えた方が、部下を不用意に傷つけず、成長させていけるのではないかな、と。
厳しさを自分に属させようとすると、部下にとってあなたはは、恐ろしい存在になってしまいます。
そうなると困るのが、部下とのコミュニケーションが取りづらくなる、ということ。
やっぱり、恐ろしい人とは、できるだけ話をしようとは思いませんからね。
あと、仕事の仕方も、
「怒られないようにしよう」
という、ネガティブなマインドで働くことになっていきます。
そして、その状態が悪化すると、嘘や言い訳が蔓延し始める、なんてことにもなりかねません。
だから、上司自身が、厳しい存在になろうとしてはいけないんですよね。
厳しいのは、ゴールであって上司ではない。
上司は、部下のゴール到達を支援する
★ 優しくも、あきらめない人
になる。
そんな風に、自分を設定してみましょう。
上司のあなたに求められているのは、厳しさではありません。
チームの成果と部下の成長が求められているのです。
そのゴール達成のためにやるべき事を冷静に考えてやっていきましょう。
今日のポイント
厳しい上司になろうとせず、
厳しいゴールに向かう部下を
あきらめずにサポートする
上司になろう
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