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何度言っても解らない! といら立っている人へ その3の補足

今回のブログは、前回のブログに引き続き、
何度言っても解らない、という人に
ついての、原因と対応方法について。

前回のブログはこちらをご覧下さい。

何度言っても解らない! といら立っている人へ その3

前回は、その人が解る時期やタイミングが来るまで待つ、
というお話でした。

が、実際には、

待ってられない!
できるだけ早くなんとかしたい!

という気持ちになってしまうのが
ほとんどの人でしょうね。

じゃあ、全く手はないのか、というと、
そんなことはなく、時期やタイミングを
早めに迎えさせる方法があります。

それは何かというと、

★ 自分を変えたい、と思えるような
体験をさせる

ということです。

人が変わる時期やタイミングとは、
一言で言えば、その当人が、

「自分を変えたい! 変わりたい!」

と思うときですよね。

で、そういった動機を生み出すきっかけ
となるものは「痛みと快楽」だと言われて
います。

だから、何度言っても解らない、という
人には、痛みや喜びを伴う体験をしてもらう
ことで、あなたの話を受け入れる時期や
タイミングになって頂こう、という
ことであります。

よくある事例としては、手痛い失敗を
したとき。

今まで気を抜いて仕事をしている人が、
大きな失敗を体験したことをきっかけに
働く姿勢が変わった、というケース。

また、タバコを止めようとしていない人が、
大病をし、健康の大切さに気付いて、
タバコを止める、というケースなど。

また、快楽を経験したことで変わる
事例としては、例えば、ゴルフ嫌いを
公言していたタモリさんが、付き合いで
渋々言ったゴルフでショットしたときに、
メンバーの1人に、

「タモリさん、今、あなたがあのボールに
命を吹き込んだんですよ!」

といわれ、ショットの気持ちよさも
相まって、一気にゴルフが好きに
なってしまった、というエピソード
などが、これに当たります。

私自身も、インドア派で、アウトドアの
遊びなど、全く興味がないどころか、
むしろ大嫌いだったんですが、自分の
器を広げるためのチャレンジとして
キャンプをやってみて、火打ち石から
火起こしをして、たき火をたくことが
出来た、という体験が非常に楽しくて、
以来、キャンプにしばらくはまった、

というのも、快楽をきっかけに考え方が
変わったという事例となります。

このような、痛みや快楽を体験させる
ことを、意図的に設計するのです。

こう考えると、同じ事を何度言っても
解ってくれない相手に対しての、接し方の
手数も、色々と考えられることと思います。

特に、相手が失敗しそうなとき、その失敗を
させないように、事前にアドバイスをする
よりも、あえて失敗を体験させた上で、
その失敗の痛みを充分に味わってもらう。

そして、そのあとで、この失敗から何を
学んで、その学びを今後どう活かして
行くかを考えさせるサポートをする。

このような関わり方は、小言を繰り返し
言い続けて煙たがられるよりも、よっぽど
効果の高いプロセスになりますよ。

何度言っても理解してくれない人には
言葉を使うだけではもう通じない、と
言うことを理解しておきましょう。

そして、言葉ではなく、体験を与える。

その体験を設計することが、人を育てる
立場にある人の、非常に重要な仕事なん
ですよね。

その設計の仕方についても、色々と考え方や
ノウハウはあるのですが、それはまた長く
なるので、別の機会に。

ということで、痛みや快楽の体験を設計する
という考え方、是非試してみてくださいね。

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