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それは愛情ではないし、それは非情でもない

先日、yahoo知恵袋を徘徊していたのですが、
ある上司の方からのお悩み相談で
こんなものがありました。

部下に対して、愛情をかけて育てようと
しているのだけれど、上手く育たない。

手を換え品を変え指導をするのだけれど、
思うように成長せず、仕事もいつまでも
覚えられない。

一体どうしたらいいのだろうか。

と、まあ、こんな感じの内容のものでした。

こちらはもう既に、回答は締め切られており、
ベストアンサーに選ばれていたのは、こんな
内容の回答でした。

曰く、

あなたが手を尽くして育てられないのなら、
上司に相談し、配置転換や教育責任者を
自分から外してもらう様に相談してみたら
どうか。

というもの。

私的には、悪くないアドバイスだと思います。
先週から昨日に欠けて、似たような問題に
対しての対処方法をメルマガで書いてきま
したが、それらをやってもダメな場合、
その人は、自分のチームの仕事に向いて
いないか、自分では育てられない人なの
かもしれないので、自分の元から離れて
もらう、という選択は、有益な判断だと
思いますからね。

で、それをベストアンサーに選んだのは
まあ良いのですが、そのアンサーに対して
の、相談者のコメントに、引っかかりを
感じたんですよね。

その人曰く、

解りました。愛情を書けて何とかしようと
思っていましたが、無理だと解りましたので
非情となって、この部下を手放します。

とのこと。

これを読んで、この人の、愛情と非情の
言葉の定義に、違和感を覚えたんですね。

でも、おそらく、愛情を書けて人を育てたい
と考えている人の多くは、この相談者と
同じような考えを持っているのではない
かな、と思えるフシが、実際の研修の現場
では、よく見かけるんですよね。

察するに、この手の考え方をしている人は、

愛情=手間暇かけること
非情=手間暇かけないこと

と考えている様子。

でも、私が思うに「手間暇かける」
というのは、ただの作業プロセスで
あり、愛情の有無とは、全く関係が
ないんですよね。

人を育てる時には、時に手間暇かける
こともあれば、あえて何もしないことも
あるし、時には、突き放すことが必要な
こともある。

だから、手間暇をどれだけかけたか、
ということで、自分の愛情を測って
しまっては、いけないんですよね。

では、人を育てる際の愛情とは何か。

私は、

愛情=見守ること

と考えています。

見守る、とは具体的にどういうことか
というと、私が考えるに、3つの
ポイントがあります。

その3つとは何か、ですが、うーん、
これまた、ひとつずつ話していくと

長くなりそうなので、次のメルマガにて
ひとつずつお話していくこととします。

とりあえず、今回は、

●愛情とは、手間暇かけることじゃないよ

●手間暇かけないことが非情ということ
でもないよ

ってことだけでも、解っておいて下さいね。

ということで、この続きは、また次回以降の
メルマガで。

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