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説得力のある話が出来るようになる方法 ~ロゴス~

説得力のある話が出来る奉納について、シリーズで書いています。
前回の内容はこちら。

説得力のある話が出来るようになる方法 ~あなたの話が受け入れられるために必要なこと~

さて、説得力を高めるために必要な3つの
ポイントのうちの2つは、

 ・説得したい相手の思考や価値観を
  理解する

 ・相手の、思考や価値観を一旦
  受容する

というものでした。

では、3つ目は何か、というと、

 ★ 伝え方の技術

であります。

これについては、もう既に2000年
以上前にアリストテレスが明快に答えを
出しています。

彼は、説得力を持たせる伝え方をする
ためには、3つの要素が必要である、
と説きました。

それは、wikipedeliaから引用させて
頂くと、

 ・logos(ロゴス、言論)
    - 理屈による説得
 ・pathos(パトス、感情)
    - 聞き手の感情への訴えかけによる説得
 ・ethos(エートス、人柄)
    - 話し手の人柄による説得

となっています。

ひとつずつ踏み込んで説明しますね。

まず、ロゴスとは、論理、理屈がきちんと
通っているということ。

人を説得するには最低限これは必要である
と考えられています。

が、この論理・理屈、というのも、説得する
相手によっては、こちらと違う正しさや定義
を持っている場合があります。

なので、いくらこちらの考える正当な論理で
語っても、相手は、理屈の上でも納得しない、
ということも、往々にして起きます。

だからこそ、前々回のメルマガでお伝えした
相手を知る、ということが非常に重要に
なるのです。

相手の理を知り、その理で理解出来る論理で
伝えないと、相手を説得することは出来ない
んですよね。

さらに言うならば、ここで説明することは、

「論理的正しさ」

だけでなく、こちらの提案することが、

「相手の得を増やし、損を減らす理屈」

ものであることを説明する必要があります。

単なる、客観的な正しさだけでなく、
相手の損得も、論理的に説明することが、
この、ロゴスの部分には求められる、
と私は考えています。

とすると、当然のことながら、必要になって
来るものが、相手が何を得と思い、何を損と
思うか、という情報でしょう。

前々回でお話しした、相手の価値観や思考を
知る必要がある、というのは、こういうこと
なんですよね。

だからこそ、しつこく言いますが、まず
何を自分が相手に語るか、ということを
考える前に、まずは相手を知る、という
ことが、説得を成功させる際には、重要
になるのです。

さて、長くなりましたので、続きの、
パトスとエトスについては、また次回
のブログでお話しさせて頂きますね。

説得力のある話が出来るようになる方法 ~パトス~

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