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自分を疑いながら自分を信じる方法

自信を持つ、ということはとても大事だと
あちこちで言われています。

しかし、もう一方で、あまり自分を過信する
ものじゃない、もっと自分を疑ってかかる
べきだ、という人もいます。

このふたつの言葉を自分の内に持つ必要性、
それぞれに、納得出来る理由がありますよね。

しかし、疑う、と、信じる、では、真逆の
ことであり、とても相容れるものとは思え
ません。

そんな言葉を、自分の内に共存させることは
はたして可能なのだろうか?

と思ってしまう人は多いと思います。

でも実はこれ、共存できるんです。

それはなぜか。

昨日、グループコーチングを行ったんですが、
そこでも、このような話が出ました。

ある参加者が、

「私はどうしようもない人間なんで、自分の
 ことなど信じず、徹底的に疑っているんです」

と語りました。

しかし、その発言をしたしばらく後で、
思いだしたように、

「でも私、仕事においては、自分に自信がある、
 というところもあるんですよね」

という発言をしていたんです。

この方は、会社でも結構な要職を任されている
とても仕事の出来る方。

なので、この考え方は非常に面白そうだと
思って、色々と話を聴いてみたんです。

すると、こんなことを話してくれました。

私は、自分のことを信じていないから、とにかく
自分の考えや判断が正しいかを疑い、関係各所に
きちんとコミュニケーションを取る。

そして、目的や達成水準をこまめに確認し、
自分のアウトプットも、その水準を満たして
いるかも、勝手に自分で判断などせず、他者の
評価の目にさらしながら、客観的に判断する。

また、事前に聴いた話も、随時、最新版に
アップデートすることも怠らず、常に、今
求められているクオリティをクリアする
ことに、力を注いでいく。

で、こういう仕事の仕方をし続けて行った結果、
自分勝手な解釈や判断で仕事をする事なく、
一定の水準以上の成果を出すことが出来る、
思考と手順のプロセスを身につける事が
出来た。

なので、自分を一切信じず、常に疑いの気持ちを
持っているけれど、仕事でそれなりのクオリティ
のアウトプットを出す自信はあるんです。

……ということでありました。

つまり、自分を疑う、と、自分を信じる、は、

 ■ お互いが独立して存在する、相反するもの
 

ではなく、

 ★ 疑いの姿勢でとりくみ続けてきた結果に
   よって確立された、裏付けある自信
 

として存在するんですよね。

こう考えれば、一見相反するものでも、実は
深い相関関係があって存在することができる
のです。

なので、もしあなたが、自分を疑って、または、
自分を信じて、うまく行かない状態になって
いるならば。

この方の話を参考に、改めて、自分の仕事に
自信が持てるようになるまで、自分のことを
疑いながら、仕事のアウトプットを磨いていって
下さいね。

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