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アドバイスを求められたときの注意点 ~私がやらかしてしまった話~

昨日のメルマガでは、こんなことを書きました。

【頼みもしないのにアドバイスをされたときの心構え】

頼みもしないのにアドバイスをされたときの心構え

その流れを汲んで、今回は、アドバイスを
求められたときに、気をつけておくところを
お話します。

人を指導育成する立場の人は、ぜひ心して
お読み下さいませ。

最近、立て続けに2人の方にやらかしてしまった
ことがあります。

それは、

 ★ アドバイスを求められたので、
   答えたら、文句を言われた。

ということ。

これ、本当に反省しきりなんですが、私、
アドバイス下さい、といわれたときに、
いきなり、その人の課題に切り込んで
しまったんですよね。

初対面のマンツーマンのセッションの時だったら、
こんな風に切り込んでいかなかったんですが、
相手も、勝手知ったる中で、しかも自分と同じ
業界のプロだし、ついつい率直なフィードバックを
いきなりやってしまったんです。

なものだから、結構相手が受けるダメージが
大きかったようで、傷ついて辛かった、と。

こういわれてしまったんですよね。

これはね、もう、反省しかありません。

なので、ここでこの私の過ちを告白しつつ、
どう気をつけるべきかをお話しておきます。

アドバイスを求めてくるときは、いかに相手が
元気であっても、やる気があったとしても、
まずは一度、

 ★ 相手を認め、受け入れてあげる

というプロセスを経ましょう。

そもそも、アドバイスを求めるときって、
どういう状態なのか。

それは、求める側に課題というか落ち度というか
弱みがある訳で、それを意識的にしろ無意識的に
しろ、自覚をしている状態な訳です。

そこを、のっけからバシバシ指摘してしまうと、
傷口に塩を塗るようなものなんですよね。

だから、まずは、上手く行かなかったことや、
やってきたことを受け入れてあげ、癒してあげる。

その上で、その人が、今、受け止められるだけの
フィードバックをしてあげる。

そういうスタンスで、アドバイスをしてあげると、
私のようなことにはならないでしょう。

なんてことを書くと、

「アドバイスを求めてくるヤツに、何でそこまで
 気を遣ってやらなきゃいけないんだ!」

って思うかもしれません。

でも、実際には、アドバイスを下さい、といい
つつも、実際には、

 ★ 愚痴を聞いてなぐさめて欲しかった

というケースの方が、実は多いんですよ。

しかも、そういうときは、本人すら、それに
気付いてない状態でアドバイスを求めるケースが
ほとんどなんです。

だから、アドバイスを下さい、という言葉を
鵜呑みにしない方が良いのではないか、と、
私は思うんですね。

じゃあ、具体的に、どうすればいいか、というと、

アドバイスを求めてきた人に対して、

「どんなアドバイスが欲しい?
 良いところ探し系? ダメ出し系?

 あと、どんなテイストのアドバイスがいい?
 癒やし系? それともストレート系?」

と聞いてみましょう。

この質問で、相手が、心からアドバイスを
求めているのか、それとも、実は愚痴を聞き
なぐさめて欲しかったのか、本人が自覚を
するでしょう。

その上で、相手のリクエストに応えてあげれば、
私のようなことにはならずに済むでしょう。

あ、もちろんですが、ダメ出し系、ストレート系
だと答えたとしても、相手を受け入れ、認める、
ということはお忘れ無く。

自分の至らなさを直視する事が出来る人は、
なかなかい無いですからね。

充分に受け入れて認め、肯定し、未来の可能性を
充分に感じさせながら、そのために必要なもの
であるということを、ことさらに伝えながら、
フィードバックをしていきましょう。

面倒くさいと思うかもしれませんが、アドバイスを
拒絶されて心を閉じられてしまうほうが、よっぽど
面倒なことになりますし、相手も成長してくれない
ことにもなってしまいます。

なので、このあたりの気づかいは、常に忘れない
ようにしておきましょう。

私も、今回の失敗を糧に、アドバイスをするときは、
細心の注意を払って行うこととします。

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