仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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そのおにぎりを選んだ理由

おはようございます。水野です。
本編の前にセミナーのお知らせを。
先日来よりお知らせしておりますとおり、8月26日に、
講師をされている方向けに、セミナー・研修の
構築手法のポイントをお話しした
【オープニング・エンディング構築手法セミナー】
を開催いたします。
内容は、受講者の意識をカリキュラムに集中させ、受講後の
行動変容率・実践率を向上させるセミナーや研修を創るための
手法をお伝えします。
短時間でご自身のカリキュラムをブラッシュアップしたい、
という方は、是非いらしてくださいね。
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さて今日は、先日皆さんに答えて頂いた質問の集計結果を
お知らせいたしましょう。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 685名の皆さん、ありがとうございました。
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8月19日のメルマガで、皆さんにちょっとした質問を出しました。
先輩が、自分が食べるために買ってきた3つのおにぎりがあり、
このうちのひとつを食べて良いよ、といわれたとき、あなたは
どれを選びますか、という質問です。
詳しい内容はバックナンバーをご覧下さい。
あなたは正しい遠慮が出来るか?
 → https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/931754.html
この質問に対して、19日と20日の二日間で685人の人が
答えてくれました。
現在、読者が約6500名ですから、約1割以上の人が
解答してくれたことになります。
多分、このメルマガを読んでもクリックしなかった人も
この数字の倍以上入ることでしょうから、大体1500人くらいは
ちゃんと読んでくれていることになるでしょう。
少なくとも、それくらいの人に読まれていることを知って、
ホッとしました。
皆さん、毎日届くメールマガジンなのに、読んで下さって
ありがとうございます!
さて、その685名が選んだおにぎりは、いったい
どれだったでしょうか?
結果は以下の通りとなりました。
  プルコギ\180を選んだ人  68人 …… 10%
  豚カルビ\145を選んだ人 281人 …… 41%
  銀しゃり\105を選んだ人 336人 …… 49%
なんと、先輩が食べたがっていた銀しゃりを、半分近い人が
選んでしまったようです。
解答して下さった方の中には、51名が自分なりに選んだ基準を
答えて下さっていましたが、これもまたたくさんの理由があって
非常に勉強になりました。
その理由を、いくつかご紹介しましょう。
 
 


━━━━━
  ● そのおにぎりを選んだ理由
─────
まずは、一番高いプルコギを選んだ人ですが、選択した人が
最も少なく、コメントも、2件のみ。
とにかく一番高いヤツを選んだ、という人と、何でもいいと
言うから、一番上にあったものを選んだ、といった理由でした。
まあ、一番高いといっても、豚カルビと比べて35円しか
違わないのだから、別に遠慮をすることなど無いかも
しれない、という考え方もありますよね。
次に、豚カルビを選んだ人ですが、こちらは20名の方から
コメントが寄せられました。
多かったのが、一番高いプルコギは選びにくく、銀しゃりは
何か思惑があって選んだと予想し、消去法で残ったという
理由が多かったようです。
なお、豚カルビを選んだ人たちの特徴は、
 ■ 先輩の気持ちを分からないなりに理解しようとしている
人が多かったというのも特徴的でしたね。
プルコギと豚キムチという味の濃さを中和させるために
銀しゃりを選んだとしたら、自分が銀しゃりを選ぶと
先輩の胃がもたれてしまうのではないか、とか。
銀しゃりおにぎりを買うということは、きっとかなりの米好きに
違いないから、米本来の味を堪能してもらうためにも、銀しゃりを
選ぶことは出来ない、とか。
なかなか面白い意見が多かったです。
さて、先輩が食べたがっていた銀しゃりを選んだ方。
こちらは、26名の方からメッセージを寄せて頂きました。
選んだ理由は、やはり、一番安かったから。
しかし、非常に興味深かったのは、
 ■ 一番安いものを選ぶのが常識としての配慮である
といいきる人が、少なからずいたんですよね。
さらに、先輩が銀しゃりを食べてしまったことを残念がっている
話を読んで、
 ■ おにぎりをくれた先輩を批判する
発言をする人がいました。
「好きなものを選んでもいいと言ったのに、あとからそんなこと
 いわれても困る」
とか、
「食べられたくないのならば、あらかじめいっておくべきだ」
と、先輩を責める意見が、結構ありました。
この反応を、いったいどう解釈するか、是非皆さんそれぞれで
考えてみて下さい。
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
  銀しゃりを選んだあなたは、先輩の言葉を聞いて何を感じましたか?
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
銀しゃりを選んだ結果、価格が一番安いものを選ぶのは
常識だと言い切ったり、先輩を批判したりする人たちの
反応。
まあ、皆さんもおわかりだと思いますが、これは
「自分が間違った時に起こる、条件反射的自己弁護と他責」
という反応なんだろうと思うんですよ。
実は、私も、あのメルマガには、そういう反応が起きやすくするように、
「正しい配慮とは」
といったような【正しい】という言葉を使った価値観の強制とも取れる
表現も、意図的に盛り込んでいましたからね。
だから、ある意味「おまえは間違っている」という空気感を
醸し出しながらメルマガを書いたものだから、かなりきつめの
リアクションが、銀しゃりおにぎりを選んだ人たちから返って
きたのだろうと思います。
ただ、こういった自己弁護や他責をしている人でも、
では反省していないかというと、やっぱり気持ちのどこかで
「先輩に申し訳ないことしちゃったな」
とは思っている人が多いんですよね。
そして、また今度、同じシチュエーションに自分が立ったとき、
このことを覚えているのならば、
「一番安いものを選ぶのは常識である」
なんてことは言わずに、相手が食べたいものは何かと、
気配りをするはずなんですよね。
でも、間違って責められた瞬間は、本能的に、
「自分は悪くない!」
という気持ちが沸いて、自己弁護や他責をしてしまう。
かくいう私も、まだまだ人間が練れておりませんので、
すぐに自己弁護と他責をしてしまいます。
今回ご紹介したエピソードを読んで、私も銀しゃりを
選んでしまったのですが、先輩の残念がる下りを読んだとき、
まさに今回ご紹介したとおり、
「だって、普通一番安いヤツ選ぶでしょ。
 ってか、食べたいんだったら 勧めるときに
 言ってよ。まったくもう!」
と思ってしまいましたから。
だから、人間否定されると、こういった感情が反射的にわき起こって
しまうことは仕方のないことと思っています。
でも、仕方がないことと思って、そういう気持ちをほったらかし
にしておくのも、いかがなものか、と思うわけです。
ということで、自分が普段心がけているのは、
 
 ★ 自己弁護と他責モードから、自己反省による学びのモードに
   どれだけ早く意識を転換させるか
ということなんですよね。
今回も、いったんは、自分を守り、先輩を責めたものの、
「いやいや、それはそれとして、やっぱり、銀しゃりに何か
 先輩なりの思いがあることに、気づくことも出来たかもしれないぞ」
と思い直し、
「何が自分の配慮として欠けていたのだろうか」
というところに意識をフォーカスして、最終的に
「そうか、私は先輩が何を食べたいかを考えず、単に安いもの
 という観点でしか選んでいなかったことがいけなかったのだ」
と反省し、最終的には、
「遠慮って、気をつけないと、相手の気持ちを汲まないで
 建前だけでやってしまうことも結構あるんじゃないか」
ということに思い至り、そうならないように気をつけようと
いう結論になったのであります。
私は自己弁護と他責で終わってしまうより、自分の至らなさを
認めた上で、それを学びにどうつなげていくか、ということを
考える方が、好きな人間なんですね。
だから、これからも私は、自己弁護と他責はしてしまうでしょうが、
出来るだけ早く、自己反省の学びモードに移れるような心がけは
忘れないようにしていきたいと思っています。
今日のメルマガは役に立ちましたか?
良かったらクリックしてください。
   → http://clap.mag2.com/maedroutri?20090821

  ※コメントも書けるようです。
   なかなかお返事ができませんが、
   もし良かったら一言声かけて下さいね。
 
 
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  ● 編集後記
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おにぎりアンケートの番外編ですが、私が読んでいて
一番好きだった理由が、
 ★ 一番自分が食べたいおにぎりを選ぶ
というもの。
選んだ理由の欄に、
「このおにぎりが好きだから!」
と書いていた人が何人かいましたが、人がくれるというものを、
食べたいものとして受け止め、心の底からそのおいしさを堪能し、
おいしい食べ物を提唱してくれた先輩に心から感謝する。
ある意味、一番出来た気配りかもしれません。
先輩も、後輩が、本当においしそうに銀しゃりを食べ、そして、心から
ありがとうございました、と感謝をされたら、銀しゃりが食べられ
なかったとしても、
「こいつにおにぎりあげて、よかったな」
と思うかもしれませんよね。少なくとも、私ならそう思うことでしょう。
相手の気配りをありがたく受け止め、それに感謝をする。
これこそが、一番の相手に対しての気配りかもしれません。
さて、昨日の我が家のネコブログ。
啓介、その柱が壊れたら、もう直しようがないんだよ……
 → http://ameblo.jp/keisukeatumi/day-20090820.html
 
 
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