仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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正しい守破離

おはようございます。
水野です。
さて今日は、某掲示板で見つけた、とある書き込みを
ご紹介したいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● フランス人が置いていった、ナゾの箱
─────
 その昔、日本は電力関係の技術の一部を
フランスから教わっていた。
日本人は富岡製糸工場と同じように、ぐんぐん技術を
吸収して完璧に発電所を動かした。
一年後、フランス人技術者たちは本国に
引き揚げていったんだが……
 発電所の制御装置には当初から封印された
謎の鉄の箱が接続されていた。
そしてフランス人たちは、その箱についてだけは
一切教えてくれなかった。
立ち去るときにも
「その箱は絶対にさわらないこと、こわれたら呼んでね」
と言い残していったそうな。
さて日本人たちは言いつけを守ってはいた。
気にはなるけど、下手にいじって発電所を
停めたらことだ。
だが技術者たちはあの手この手で調べて、
やがて出した結論は……
 「この箱、まったく何もしていないんじゃないの?」
そして技術者たちは会社にかけあった。
自分たちの技術力にかけて、
これは何もしていない。
我々を信用してこれを外させてくれ、と。
さわらぬ神になんとやらという議論もあったが、
やっとゴーサインが出た。
 
 


━━━━━
  ● 正しい守破離
─────
そしてその当日、万が一にそなえて万全の体勢を整え、
みんながかたずをのんで見守る中で、
その箱からのびるケーブルが切られた。
すると……
何も起きなかった。
溶接されたその箱を開けてみると、中は空っぽだった。
本当に、それはただの箱だったのだ。
 一同は安堵のため息をついた。
技術者たちは胸をはる一方で、
「フランス人め、たばかったな!」
といきりたつ人もいた。
でも……とぼくにこの話をしてくれた
電力エンジニアは言うのだった。
その箱をはずしたとき、日本の電力は独立できたんです。
そのとき日本はフランスの呪縛から逃れ、電力技術を
完全に自分たちのものにしたんです、と。
あれはフランス人が日本に置いていってくれた、
卒業試験だったんですよ、と。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
      教えを守りきった上で、教えを破っていこう
  
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
なにぶん、出典が明確でない書き込みゆえに、
これが本当の事実かどうかは、残念ながら分かりません。
しかし、これは非常に含蓄のある話だなあ、と思いますし、
戦後の焼け野原からわずか数十年で、世界でもトップクラスの
経済大国に成長出来た、秘密のひとつだろうと思うんです。
短期間で成長する秘訣。
その方法のひとつが、世阿弥が「花伝書」で説いた、
【守破離】であります。
つまり、まず第一に
 ★ 教えを請うたら、それを徹底的に守りきる
ということ。これが「守」。
その上で、
 ★ その教えを徹底的に分析・理解し、改善点を見つける
こと。ここが「破」の部分です。
ここまでがきちんと出来て、初めて、自分なりのやり方
を作っていく「離」の部分に入れるわけです。
今回のお話でも、日本人は、師であるフランス人の
教えを忠実に守りきりました。
その上で、ナゾの箱について、徹底的に調べ尽くし、
不要であるというところまでたどり着き、意を決して
取り外した。
このきっちり「守」をやった上で「破」を行ったことで、
日本が自立した電力技術を持てることが出来たわけです。
もしあなたが、誰かから教えを請うている状況だとしたら、
あなたは師の教えをきっちり「守」りきった上で、「破」
のプロセスに進んでいるかどうか、振り返ってみてくださいね。
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  ● 編集後記
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先日風邪を引いて以来、なんか体が弱くなったような
気がします。
一昨日から昨日にかけても、頭が痛くて寝込んでいました。
どうも、体が冷えてならないので、部屋の中でダウンを着込み、
首筋が寒いからとタオルを巻き付けて、自宅でゴロゴロしていた
ところ、かみさんから、
「なんか、漁師みたい」
っていわれてしまいました。確かに。
さて、昨日の我が家のネコブログはおやすみです。
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