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ゴキブリ駆除の経験から考える決断の効能

さて今回は、虫関係、特に、ゴキブリの苦手な方は注意して
お読み下さい。ちょっとぞっとするかもしれませんので。
特に第2章は、思い出しつつ書いてたら、結構きつい内容に
なってしまいました。
ゴキブリが極端に苦手な方は、絶対2章は読み飛ばして下さいね。
では、早速参りましょう!
 
━━━━━
  ● 昨夜未明、ゴキブリに襲われる
─────
7月21日未明、我が家で大型のゴキブリが現れました。
私たち夫婦は和室に布団を引いて寝ているのですが、
先にかみさんが布団入って寝ているところに、私も
そろそろ眠ろうかと部屋に入っていったんです。
そしたら、あつみ♂が、おしりフリフリしながら一点を
凝視しているんですよね。
ああ、なんかちっちゃな虫がいるのね、と思ったんですが、
その直後、トトトト、と私の布団めがけて走ってきたんです。
その追いかけるあつみの視線の先には、なんと大きなゴキブリが。
私、基本的に虫は苦手なんですが、特にこの手合いが
大の苦手でして。
だもんだから、うぎゃあ、と叫んで飛び退いたら、ゴキブリは、
あろう事か、私の布団を横断して、かみさんの方へ。
そして、かみさんがかけて寝ているタオルケットのしたに
潜り込んでいったんです。
私、泡喰って、かみさんを起こし、
「ゴ、ゴキ、ゴキ!」
と声にならない声を上げました。
かみさんも、寝入りばなだったので、事情を察してすぐに飛び起き、
「どこ! ゴキどこ!」
と言いながら、新聞紙を取ってきて丸めて構えました。
タオルケットの下を指さすと、
「えー、布団の上でつぶすの嫌だなぁ。
 お父ちゃん、タオルケットごと表に出しちゃってよ」
という注文。
「嫌だイヤだ、無理無理無理無理無理! 出来ない出来ない!」
と言ったんですが、命令により、仕方なくタオルケットの周りを
押さえてぐりぐりまとめ、洗濯かごに入れてベランダに出し、
へっぴり腰でタオルケットそろそろと持ち上げたところ、
するっとタオルケットからゴキブリが顔を出し、そのまま慌てて
ベランダのどこかに消えていきました。
それを観て、もう鳥肌立ちまくりで、
「ひぇぇぇぇ!!!」
って叫んで部屋の中に転がり込んで。
かみさん曰く、
「本っ当にだらしないわね」
と、小馬鹿にするように笑うのでありました。
 
 


━━━━━
  ● ゴキブリ駆除の経験から考える決断の効能
─────
さて、ときは今から遡ること、17年前。
29歳の私は、勤め先の仕事の関係で、ゴキブリ駆除の
仕事をすることになりました。
当時勤めていた会社の社長は、いくつもの会社を経営して
いたんですが、うちの会社では、いろいろなビジネスを
試して、ものになるかどうかを実験する、と言うことも
やっていたんですよね。
で、当時セブンイレブンと酒屋の店長を掛け持ちで観ていた私に、
ゴキブリ駆除のビジネスをやるように命令が下ったのでありました。
いやあ、私も断りたかったですよ。ええ。
だけど、会社の命令とあらば、断る訳には行きますまい。
納得のいかない仕事であれば、文句の良いようもあるんですが、
「僕、虫嫌いなんでちゅ」
なんていう理由じゃ、断れないよなぁ、というくらいの意識は
持っていたんですよね。
ということで、お店の開いている時間を見つけては、飲食店に
行って、ゴキブリ退治の仕事に取り組む事となったのであります。
いやあ、もちろん最初はひるみましたよ。
だって、一般家庭で数匹くらいしかいないようなレベルじゃ
ないですからね。
数百から数千、ときには万の桁まで行くんじゃないか、という
位のおびただしい数のゴキブリが、排水溝の下や、シンクの
裏側にびっしりといる訳ですからね。
その状況は、まるで「インディージョーンズ・魔球の伝説」
で出てきた、昆虫だらけの洞窟の中のよう。
特に、巣のあたりなんかは、おっきいのからちっちゃいのまで、
びっしり群れなしてうごめいている訳です。
そんなところに顔を突っ込んで、ホウ酸団子みたいなやつを、
塗りたくるというのが、この仕事なんですよね。
もうね、気を失いそうになりましたよ。
でも、仕事ですから、やりたくないとか出来ないとかじゃなくて、
「やる」
敷かない訳です。だから
「やる」
と腹をくくった訳です。
すると、不思議なことに、あれだけおぞましく、イヤだった
ゴキブリに、抵抗感を感じなくなったんですね。
車の修理工みたいに、仰向けになって、シンクの下に入り込み、
顔の上にゴキブリたちがぱらぱらと落ちてくるような状況に
おかれても、ひるむことなく仕事が出来たんです。
まあ、この仕事に関しては、収益が思うように上がらない、
と言うことが分かり、3ヶ月間で私はその仕事から離れる
事が出来ました。
すると、とたんにまた、ゴキブリが大の苦手になってしまい、
ちょっと大きいのを見かけるたびに
「ひぃぃぃぃ!!!」
と悲鳴を上げて逃げ回るようになってしまいましたとさ。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
「無理だ」「出来ない」と思うことも、「やる」と決めると出来るようになる
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
えーと、2章を読み飛ばした方向けに簡単に解説しますと
 以前水野はゴキブリ駆除の仕事をさせられることになり、
 とても無理だと思ったものの、仕事だから仕方ないと思い、
 「やる」と決めたとたんに、ゴキブリが怖くなくなった。
 しかし、その仕事から離れたら、またとたんにゴキブリが
 苦手になってしまいました。
というお話でありました。
昨日の晩に起きた我が家のゴキブリ騒動で、以前のことを思い出し、
 ■ なんで一時は大丈夫だったのに、また苦手になったのだろう
と言うことを考えてしまったんですよね。
で、出てきた結論が、
 ★ 絶対にやらなければいけないことは、やる
と言うことだったんですよね。
つまり、出来ない、とか、無理、とか言っている段階というのは
 ★ 絶対にやると自らが決断していないだけ
でしかないんじゃないか、と。
例えば、
「毎日メルマガ書くなんて無理、出来ない」
と、私は以前思っていたんですが、今ではこうしてなんだかんだ
良いながら書いている訳で。
で、このメルマガを書くときは、いちいち書き始める前に
「今日はメルマガ書けるかな、書けないかな」
なんてことは考えていないんですよね。
「今日もメルマガを書く」
としか考えていないんですよ。
こう考えると、本当は出来るようなことも、
やると決断しないばっかりに、
 ■ 無理だ、出来ないというへっぴり腰の生き方
をしてしまっているところもあるんじゃないかなあ、と
思ったんですよね。
私ももちろん、出来ないとか無理だと思ってやっていないことが
たくさんあります。
でも、17年前の自分は、今の自分では信じられないような
勇敢なことを、涼しい顔をしてやってのけていたんですよ。
だから、そのことを思うと、今、無理だとか出来ないと思い込んで
いる事のうち、一つや二つくらいは、「やる!」と決めて取り組んで
見るのも良いかな、と思った、ゴキブリとの出会いの夜でありました。
 

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