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コミュニケーションがうまくいかない根本的な理由

おはようございます。
水野です。
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さて今日は、先日講師仲間の集まりで大激論に
なったことについてお話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 企業風土とは? 企業文化とは?
─────
この間の編集後記でもお話ししましたが、今週の月曜日、
松下信武先生をお招きしてのクローズドの勉強会が
ありました。
そこに集まった人たちは、人材教育・人材開発の
プロフェッショナルばかり。
そういう人たちが集まって、松下先生から教えを頂きつつ、
皆で議論をしていく訳です。
その中で、企業文化を変えていくためにはどうしたらいいか、
という話が出ました。
そこで皆が色々と自分の考えを述べていたのですが、
ある人が、
「よく聞く言葉として『企業風土改革』というものがあるが、
 これと、企業文化を変えるということと何が違うのか?」
と言い出したんですね。
ん? 企業風土と企業文化の違い? 一体何が違うんだ?
ここから議論は迷走し始めました。
一体どんな違いがあるのだろうか。
皆口々に自分なりの解釈や考えを述べるのですが、
みんな解釈がばらばら。
一人として完全一致した考えを持っている人は
いませんでした。
余りに混乱したため、私は颯爽とipadを取り出し、
この混乱に歯止めをかけるべく、ネットにあった
経営用語辞典で調べ、皆に伝えました。
「ちょーっとみんな聞いてくれ。今『企業風土』という
 言葉の意味を辞書で引いたぞ。
 でだね、企業風土とは、英語では、えーっと……
 ん? 『Corporate Culture』って、これ直訳したら
 『企業文化』になるんじゃねえか?!」
ここから議論がさらに混乱し、混迷を極めたのでありました……
 
 


━━━━━
  ● コミュニケーションがうまくいかない根本的な理由
─────
今回の事例に限らず、私たちは、言葉の持つ意味をきちんと
理解せずに、他人とコミュニケーションを取る事がよくあります。
また、言葉そのものについても、その業界特有の使われ方を
される場合、元の意味合いが変わってきたり、そもそも言葉
そのものの定義が、人によって違っていたりと行ったことは
多々あります。
私自身も、研修などで、ビジネス上でよく使われる
キーワードを取り上げ、参加者同士で話し合って
もらうことがあるのですが、たいていの場合、
各人が思い描いている意味は見事にばらばらです。
つまり、このほど左様に、言葉というものは、曖昧で、
いい加減であり、そういういい加減な言葉を使って
コミュニケーションを取って、お互いがお互いを
分かった気でいる訳なんですよね。
実際に、今回集まった連中も、コミュニケーションの
プロとしても、飯を食っている人ばかりです。
その人たちですら、これだけ各人の持っている
言葉の意味がばらばらなんですよね。
このとき、各人それぞれが、自分が信じる言葉の
意味が正しいと主張し始めると、一体どうなって
しまうでしょうか。
お互いを理解し合うはずの言葉であるにも関わらず、
自分が思っている正しい意味にこだわって話し合って
しまうと、お互いが理解し合えないばかりか、人間関係
すら壊れかねません。
もちろん、学術的に言葉を定義する必要がある場合は、
正しい言葉の意味にこだわる必要があるでしょう。
ですから、このときは徹底的に議論を戦わせる必要があります。
しかし、日常の生活においては、一番重要視しなければ
いけないのは、会話の中でやりとりされている言葉の
意味の正しさではなく、
 ★ 相手がどういう思いでその言葉を使っているかを知る
ことなんですよね。
それが、有益なコミュニケーションを取るために
必要な考え方だと、私は思うのです。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
        お互いの言葉の意味がずれていたときは、
    その言葉の正しさを追求するより相手の思いを追求しよう
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
しかし、今回のように、大勢で一つことについて話し合いをし、
皆で共通理解をしていこうと言うときは、各人それぞれの
思いを理解しようとしても、なかなか大変なことになって
しまいます。
そんなときは、以前のメルマガでもご紹介しましたが、
 ★ 辞書を引いてその意味を皆で共有する
ことは、有効な手立ての一つだと思います。
ただ、それはあくまでも、議論の中心となる言葉が、
客観的にこのように定義されていますよ、という基準点を
示すためであり、決して正しい人と間違っている人とを
切り分けることが目的ではないのです。
この基準点を目印に、自分はこう解釈している、
自分はこのように理解をしている、ということを
お互いに伝え合うことで、互いの認識のずれを
把握しやすくなると思うんですよね。
その上で、お互いの考えや思いを伝え、理解し合っていく。
チームやプロジェクトで仕事をするときなどは特に、
そういうプロセスを、折に触れてとることは、円滑に
仕事を進めていく上で、とても重要だと思います。
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  ● 編集後記
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