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なぜヤマト実写版はかくも感動的だったのか?

おはようございます。
水野です。
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さて今日は、公開初日に期待を膨らませて見に行ったヤマトの
実写版を見ての感想をお話ししたいと想います。
実写版独自のネタバレは極力控えますが、「宇宙戦艦ヤマト」
については言及しますので、こちらも知りたくない、という人は、
お気をつけくださいませ。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 36年の時を経て、実写ヤマト、発進す
─────
1974年、連続テレビアニメとして放映された、宇宙戦艦ヤマト。
36年の時を経た、2010年12月1日の昨日。
ついに実写版となって、スクリーンに登場しました。
再放送組とはいえ、1970年代からヤマトのファンになり、
ラジオドラマはテープに録ってすり切れるくらい聞き、
劇場版を含めた一連のシリーズは、すべて何度も見ている私。
もちろん、公開初日に行かねばならぬ、ということで、
早速行ってまいりました。
しかし、正直不安だったんですよね。
何せ、前評判がよろしくなかった。
とにかく、アニメの実写化については、成功している映画は
ほとんどなく、たいていの場合がっかりしてしまうことが
多かったと言われていますし。
それに、キムタクが古代役というのも、アンチ・キムタク派からは
たたかれていましたし。
さらに、日本では、SF映画は成功したことがない、ということも
まことしやかに言われていましたし。
まあとにかく、いい話がほとんど出てこない状況でありました。
私自身も、それぞれのお説ごもっとも、と思っていましたから、
正直言って、恐る恐る見に行ったんです。
もし、これが外れだったとしても、それはそれでしょうがあるまい。
そんな気持ちで映画館に行ったわけです。
しかし、結果的には、大満足でありました!
いやあ、すばらしい映画です!
見終わった方たちの賛否も実際にはありますし、アニメ版のファン
である私的にも、いくつか自分が作ったイメーや解釈と違うところが
あって「うーん」と思うところも、正直ありました。
しかしそんなところは些細な話であり、全体的には、とてもいい
映画になっていて、アニメ版のファンも納得できるストーリーに
なっていました。
そして何より、会場から、終始すすり泣くような音が聞こえ続け、
とにかく、観客が映画に引き込まれていたんですよね。
最初は警戒と不安を持って観ていた私も、最後は心をオープンにし、
映画の中にどっぷり入り込んで堪能させてもらいました。
しかし、私が特に一番感動したところは、ストーリーとはちょっと外れた
こんな所だったんです……
 
 


━━━━━
  ● なぜヤマト実写版はかくも感動的だったのか?
─────
その前に、宇宙戦艦ヤマトのストーリーを軽くおさらい
しておきましょう。
2199年、突如ガミラスから攻撃を受けた地球は、放射能で
汚染されてしまい、滅亡まであとわずかとなります。
そのとき、イスカンダルより、ワープが出来る波動エンジンの
設計図とともに、自分の惑星には放射能除去装置があるという
メッセージを受け取ります。
ただ滅亡を待つばかりの地球軍は、いちかばちかの賭に出て、
そのメッセージに従い、遙か14万8千光年の彼方を
めざし、宇宙戦艦ヤマトとともに発進。
果たして、地球滅亡の日まで、彼らは放射能除去装置を持って
帰ってこられるのか……というお話です。
つまり、この物語のテーマは、
 ★ 重責を背負いながら成功の可能性が低いことに挑戦する人々の物語
なんですよね。
このテーマ、実に重くて厳しいものであります。
そしてまた、この映画そのものも、過去のセオリー
から言っても、きわめて成功する可能性が低く、
批判の的にもなりかねない作品であるといわれていました。
監督の山崎さん始め、スタッフやキャストの中には、ヤマトの
熱狂的なファンによる社会現象を知る人たちもたくさんいます。
そんな彼らに対して、本当に納得いくものを作ることが出来るのか。
さらには、「日本のSF映画はヒットしたためしがない」
という風評の中で、20億円という制作費を集めてつくり、
果たして回収できるのか。
その重責を少しでも想像できるものは、きっとそんな仕事の
依頼が来ても尻込みをすることでしょう。
それでもなお、スタッフやキャストたちは、この映画制作に
参加することを決め、恐怖に立ち向かい、逆風吹きすさぶ
前評判の中でもなお、作品の完成に注力をしていったのです。
原作を愛する人たちは、どこまで原作に忠実に作られるかを
気にかけます。
それは、設定だったり、役者の雰囲気だったり、台詞だったり。
もちろん、それらも重要であり、この映画でもたくさん実現
されていました。
しかし、それ以上に重要なことは、
 ★ 物語のテーマが、どこまで忠実に描けているか
ということであり、鑑賞後の満足度を大きく左右するのも
この点だと私は考えています。
その点で言うと、今回の映画は、テーマに沿ったストーリーを
再現しただけでなく、
 ★ 作り手たち自らが、物語のテーマに飛び込んでいき
     七転八倒しながらも、そこから逃げずに作り上げた
のではないかと思うのです。
あまりにも厳しくつらい原作のテーマから逃げて、
「古代と森雪との愛にでもしておこうか」
といったような、自分の都合のいいようなものにねじ曲げたりせず、
真正面からそのテーマと向かい合うだけでなく、自分たちにもその
テーマに飛び込みながら、この作品を作り上げたと、私には思えた
のです。
そんな、作り手たちの想いと覚悟が感じられ、それが映画の
ストーリーと相まって、私は感動し、涙を流したのでありました。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
重責を背負いながら成功の可能性が低いことに挑戦したスタッフに幸あれ!
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
今回お話した、作り手の想いと覚悟について描かれた
シーンがありました。
物語の冒頭、沖田艦長を守って戦死してしまった古代の兄。
古代は当初「沖田艦長が兄を見殺しにした」となじっていました。
しかし、沖田艦長が倒れ、古代が艦長代理になった後、彼は
部下を見殺しにする決断をすることに。
その後、古代は沖田艦長のもとを訪ねます。
そして、兄を見殺しにした艦長を憎んだが、自分も部下を
見殺しにしてしまった、しかし私は艦長のように冷静で
いられない、胸の内の苦悩をぶつけます。
そのとき、沖田艦長は、自分だって、部下を見殺しにして
冷静でなどいられない。でもそれを決断しなければいけない
ときもある、と語り、
「この重責を背負うことを知らない人間は好き勝手なことを
 言うが、それでもなお、艦長というのは、それを背負って
 前に進まなければいけないのだ」
といったことを、古代に諭し教えるんですよね。
(この部分、台詞は正確ではありません。
 メモできなかったので ニュアンスで表現しております)
もうね。ここでね。号泣ですよ。
ああ、これは、沖田艦長の言葉だけでなく、この作品を
作っている人たちの思いと覚悟でもあるんだ、と。
 批判が出れば矢面に立つ立場。
 ヒットしなかったら責任を問われる立場
普通の映画以上に、アニメの実写化・日本のSF映画という、
成功の可能性が低いと言われていたこの映画。
もちろん、その立場から逃げ出すことも出来たはず。
であるにもかかわらず、この仕事を受け、立場の重責に負けず、
作品を作り上げてやろうという、この想いと覚悟が、沖田艦長の
言葉に込められているんじゃないか。
私はそう感じ、作り手のその覚悟をしかと受け止め、この作品を
堪能し、賞賛することに専念することに決めたのでありました。
もちろん、昨日公開初日を迎えたばかりでありますので、
この映画が成功したかどうかの答えは出ていません。
そしてまた、すでに鑑賞後の、批判めいた意見も、
少なからず出てきています。
ですから、もしヒットしなかったら、
「そらみたことか。だから駄目だと思ったんだ」
と、まことしやかに語る人も出てくることでしょう。
それでもなお、私は、この映画はすばらしいと、老若男女関わらず、
すべての人に是非観てもらいたい映画だと、胸を張って断言します。
そしてぜひ、重責に負けずに向かい合うことの美しさ、気高さに
触れ、そういう生き方に憧れ、責任を持って生きようとする人が
一人でも多く増えてくれることを祈っています。
最後に、勇気と感動を与えてくれたヤマトの乗組員たちと、
そしてこの映画を作った実在のスタッフの方たちに、心からの
感謝を捧げたいと思います。
すばらしい映画と、すばらしい生き方を見せてくれて、
本当にありがとう!
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  ● 編集後記
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今日のメルマガ、昨日から、何度も何度も書いては消しを
繰り返し、結局昨日のうちでは書ききれず、朝デニーズに
やってきて、ようやく書き上げました。
書いているうちに、もう何度も涙ぐんでしまい、そのたびに
手が止まってしまいました。
ようやく今書き上げたので配信しますが、いつもより遅く
なってすいませんでした。
いやあしかし、本当にいい映画でした。
私はもう一度見に行こうと思います。
あなたも、是非観てくださいね。
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そのあたりは、どうかご容赦下さいませ。
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