仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

  1. メルマガバックナンバー
  2. 47 view

人間関係は損得で考えよう

おはようございます!
水野です。
さて今回は、逢えてちょっと刺激的なタイトルで、
メルマガを書いてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 間違っている部下を受け入れることなど出来ません!
─────
先日、管理職向けの企業研修をさせて頂いたときのこと。
上司として、部下とどのように接すれば良いか、部下を育てる
ためには、どのような考え方をすれば良いか、というお話しを、
自分なりの経験や解釈を交えながら、お話しをさせて頂きました。
その研修が終了したあと、受講生の一人である、原田さん(仮名)
が、おずおずと近づいてきて、こう聞いてきました。
「水野さんは、部下がどんなに間違っていても、いったんは
 受け入れてその上で認めてやろうと言いましたよね。
 でも、私はそれが、とてもじゃないけど出来ないんです。
 間違っているヤツの意見を、ハイそうですかと受け入れたら、
 そいつは間違った道に進んでしまいます。
 鼻っ柱を折るためにも、まず真っ先に否定しなければいけないと
 私は思うんですよ」
なるほど、おっしゃるとおり。そう思った私は、原田さんに
こう答えました。
「そう思うのであれば、真っ先にその人を否定して下さい。
 それで、相手が改心して、あなたの言うことを聞き、
 素晴らしい部下になるノならば、是非そうすべきです」
しかし、原田さんの顔は晴れません。
「いや、確かに相手を否定して改心してくれれば、これほど
 楽な話はないのですが、それをしてしまうと、相手はへそを
 曲げてしまって、 却って面倒なことになるんですよ。
 実際に、この間もそうやって文句を言ったら、ふてくされて
 まともにコミュニケーションを取らなくなりましたし」
なるほど。私は思いつつ、こう話しました。
「であるならば、やはり、頭ごなしに否定するのではなく、
 一旦受け止めることにチャレンジしてみてはいかがですか?」
しかし、原田さんは食い下がります。
「いや、でも私はそんなに人間が出来ていませんから、
 受け止めることなど出来ませんよ」
あくまでも私の提案を否定する原田さんに対して、
私は、こう言いました。
 「原田さん、人間が出来ていなくて良いから、
  損得でその人とのつきあいを考えてみましょうよ」
と。
 
 


━━━━━
  ● 人間関係は損得で考えよう
─────
おそらく、このメルマガを長くお読み下さっている
方にとって、この
「人間関係は損得で考えよう」
という言葉は、このメルマガにもっとも似つかわしくない
者であると思うことでしょう。
確かに、部下と向かい合うときには、部下を信じ、受け入れ
愛情深く、成長の責任を十二分に感じて接していこう、と言った
ほうが、遙かにこのメルマガらしいと思います。
しかしながら、ここで出てきた原田さんのように、
 ■ 明らかにその部下に対して、愛情がかけらも無い
という人に対して、上のようなことを言ったら、絶対に
どん引きされてしまうでしょうね。
つまり、今の原田さんのような状態では、上司としての
理想的なあり方を説いても、実践するのはとてもじゃない
けど無理なんですよね。
かくいう私も、以前はこんな形で気に入らない人を否定して
受け入れることが出来ませんでした。
でも、今の講師業を始めると、上に書いたような上司の
理想的あり方が求められてくるんです。
だから、初めのうちは、一生懸命それを実践しようと
試みましたが、やはり無理でした。
嫌いなその人に感情が振り回され、その人の誤りを正し
考えを改めさせようとムキになってしまいました。
当然、そんな言葉は届くはずもなく、関係が気まずく
なるだけ。
さらに、その人に対しての悪感情をずっと引きずって、
しばらくの間、イライラし続けてしまうことが、
もうしょっちゅうあったんです。
で、そんな状態に疲れてしまったある日、
「いったいオレは、気に入らない人に対してイライラする
 という状態に、どれだけの時間を費やしたんだろう」
と思って、簡単に計算してみようと思いたったんですよね。
すると、ちょっと考えただけでも、かなり膨大な時間を、
自分の気に入らない人に対して注ぎ込んでいることに
気付いたんです。
また、悪感情を抱いてしまうと、かなり生産的なエネルギーを
奪われてしまいますが、その人のために、どれだけエネルギーを
浪費してしまったかを振り返ってみると、これまた背筋が寒く
なるほど膨大な量を使っていたことに気付いたんですよね。
自分の気に入らない人に、貴重な時間と大切なエネルギーを
膨大な量奪われている事実。
これに私は愕然としたのです。
さらに、このまま同じような考え方で、気に入らない人に
接し続けたらどうなってしまうか。
人生のかなりの量を、みすみすドブに捨てることになってしまう。
今までと、これからのロスを計算し、リアルに実感したとき、
 ★ 相手を気に入らないと言って不快を感じるのは自分にとって損
である、という事を痛感し、考えを改めることにしたのです。
あなたも、もし気に入らない部下がいて、その人に時間とエネルギーを
奪われていると思ったら、是非、その浪費量を計算して、膨大な
損失に恐れおののいて下さい。
きっと、こんなことしてられないな、と思いますよ。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
 部下が気に入らないという事だけで、あなたの人生、めちゃくちゃ損する
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
とは言っても、いきなり部下に愛情をたっぷり注ぎ込みながら、
誠心誠意指導育成する、という事が出来る人はまずいないでしょう。
ではどうしたら良いか。
以前のメルマガでも書きましたが、私の場合は、まず始めに
 ★ フラットな気持で相手を受けとめる
ことをやりました。
具体的には、自分の価値観や正しさを持ち込まずに、
 「なるほど、『彼は』そう考え、そう行動するんだ」
と理解するのです。
相手を受けとめる、というと、ついつい、相手を肯定的に
理解しなければ、とか、自分の価値観を、相手に合わせ
なければ、と思ってしまいます。
しかし、意見や考えの違う相手を受けとめるときに、
自分の価値観を持ち込むと、感情的なこじれが
出てしまいます。
でも、「彼はそう思うんだ」という受けとめ方は、
自分の価値観や正しさには、一切影響を与える
こと無く、相手のことを受けとめることが出来るん
ですよね。
だから、まずは、この「彼はそう考えるんだ」という
所から、コミュニケーションをスタートすることを
心がけてみたんです。
もちろん、最初のうちは普段とあまり変わらず、
感情が乱されることが多々ありました。
でも、すぐに「彼はそう思うんだ」と自分に言葉を
かける訓練を続けていったんですよね。
そんなことを半年近く続けていくうちに、以前とは
比べものにならないくらい心が穏やかになり、相手に
対しての悪感情も、ほとんど無くなってきたんですよね。
また、仮に何かのきっかけで感情が乱されても、
「彼は~」と思うことで、すぐに気持が平安に
なるようになりました。
すると、面白いことに、関係が悪くなりがちであった
人たちとも、以前よりはコミュニケーションが良く
なっていったんですよ。
ですから、あなたも、最初から立派な人間がやるような
ことなどしなくて良いですから、「彼はそう思うんだ」
と、フラットに受けとめるところからスタートしてみて
ください。
これ以上、自分が損をしないためにも、ね。
今日のメルマガはいかがでしたか?
良かったと思ったらクリックしてください。
   → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=1310
  ※コメントも書けるようです。
   なかなかお返事ができませんが、
   もし良かったら一言声かけて下さいね。
 
 
┌────
● ライブセミナーのご案内
■ 2012年 4月20日 メルマガ読者勉強会 in 大阪
■ 2012年 4月21日 初めてのセミナー入門in 大阪
※ いずれも、現在告知準備中です。
  今しばらくお待ちくださいませ。
┌────
● 各種教材
■【1分間自己アピール講座 DVD教材】
 → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=1311
■【人の心を動かす文章の作り方 メールセミナー】
 → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=1312
 
■【高品質セミナー作成講座 DVD教材】
 → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=1313
 
 
━━━━━
  ● 編集後記
─────
ご家族がパチンコにはまって困っている方は、
この方法をお試しあれ。
147 名前:名無しさん@12周年[sage]  投稿日:2012/03/02(金) 20:09:22.86 ID:GPBsIZ6i0
 俺がやめた理由。
 嫁がどこからか中古のパチスロ台を買って来て
 当たったら換金してやるから、家で思う存分やれ
 と言われ、見事に嫁が俺の小遣いで海外旅行に
 行ったこと・・・orz

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


最近の記事