仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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部下のコミュニケーションスキルを高める方法

おはようございます!
水野です。
本編の前にお知らせを。
6月30日に
「人の心を動かす文章の作り方 メルマガ事例編」
を開催いたします。
ご興味ある方はこちらからどうぞ
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━━━━━
  ● 結論を先に言え!
─────
ビジネスの現場では、良く上司が若い部下に向かって、
「結論を先に言え!」
と怒るシーンがあります。
確かに、いつまでも何を言いたいのか分からないような
話をしている人間を見ていると、ついつい、この言葉を
口にしたくなりますよね。
私もせっかちだから、こう言いたくなる気持ちは
とっても分かります。
しかし、だからといって、あまりに「結論先至上主義」
となって、四六時中
「結論を先に言え!」
とスタッフに強要していると、ひょっとすると、
あなたの部下たちは、コミュニケーションスキルが
極めて低い集団となってしまう恐れがあります。
それだけではありません。
さらにこれがこじれていってしまうと、最悪の場合、
あなたの部下は、ものを考えられなくなり、創造的な
仕事が出来なくなってしまう恐れすらあるのです。
それはなぜかと言いますと……
 


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  ● 部下の思考力とコミュニケーションスキルを高める方法
─────
結論先至上主義の方からすると、今回の私の話は
おそらく受け入れ難い話のように聞こえるでしょう。
なぜなら、こういう人の多くは、「結論を先に言う」
ことを強要することによって、
 ・円滑なコミュニケーションを図る
と共に、
 ・自分の意見をきちん伝えるために考える力を身につける
ことを目的にしているからです。
しかし、企業研修などで参加者を見ていると、その思惑通りに
いっているように見えないケースにたくさん出会うのです。
なぜそうなってしまうのか。
私なりに彼らを見ていて思い当たる理由をお話ししましょう。
まず、本日のメルマガでは、結論先至上主義で、円滑な
コミュニケーションが図れるかという点について考えて見ます。
確かに、全ての人間が、きちんと正しい結論を先に言える
ようになれば、驚くほど円滑なコミュニケーションが図れる
ことでしょう。
しかし、実際は、自分にとって正しい結論を明確に
持っている人など、全くといって良いほどいません。
私自身も、自分の結論を明確に語ることなど出来ませんし、
研修や商談等においても、ご自身の結論を明確に語って
いる人に、出会ったことがありません。
いや、表面的に見れば、自分の考えた結論を持ち、それを
明確に伝える人たちはたくさんいます。
しかし、その人たちに、問いかけを続けていくと、必ずと
言っていいほど、最初に提示された結論とは、全く違う
結論が導き出されることがほとんどなのです。
つまり、結論を先に行ったからといって、その結論は、
現時点でその人が勝手に思い込んでいるものでしかなく、
何の信憑性もないものなんですよね。
そんなあやふやな結論を先に聞いて、それで相手の考えや
要求が分かった気になってしまい、それで円滑なコミュニ
ケーションが図れていると思っていたら、その組織の
意思疎通レベルは、極めて危ういと考えるべきでしょう。
そして、実際に、相手の結論を受けて仕事に取り組んだものの
求めていることと違うものが上がって来るといったトラブルや
この程度か、といったクオリティの低いは仕事で終わってしまう
ケースは、非常によく見かけます。
ですから、もしあなたが、部下に対して、本当に意味のある、
有意義なコミュニケーションをさせたいのであれば、
 ★ 結論を先に言う、というスキル以上に
   相手から結論を導き出す、聴くスキル
を身につけさせるべきなんですよね。
そして、その【聴くスキル】というのは、結論先至上主義の
文化では、なかなか育たないんですよね。
なぜなら、そこで行われているのは、
 ■ 双方が自分の考えを交わし合う「コミュニケーション」ではなく、
   一方通行な「通知事項」の交わし合い
になってしまうからです。
あなたの職場は、そんな寒々しい状況になっていませんか?
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
結論先至上主義のせいで、コミュニケーションレベルが低まっていないか?
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
とはいえ、結論を先に言うことの大切さは間違いなくあります。
問題は、全てのコミュニケーションにおいて、「結論が先」を
徹底してしまう、というところだけ。
ですから、今回の件で「ひょっとしたらうちの職場も……」と
思い当たる方がいたならば、
 ★ 「結論が先」をシチュエーションによって使い分ける
事から始めると良いでしょう。
私がお勧めするのは、組織内コミュニケーションで、一番重要だと
よく言われている「報告・連絡・相談」のうち、
 ★ 連絡と報告においてのみ、結論が先を義務付ける
と決めること。
そして、相談に関しては、結論を性急に相手に出すことを求めず、
一緒に結論を探していくようにコミュニケーションを取る、という
ルールにするのです。
で、話をする人は、「報告があります」「相談があります」
とまず最初に相手に伝えて、離しを聞く側に心の準備が
出来るようにしてあげる。
こういったルールを決めておくと、スムーズに会話をする
事が出来、職場のコミュニケーション環境も、ずいぶん
変わって来るかと思います。
冷たく、殺伐とした上に、創造性もなく、真のニーズも
見いだせない言葉の交わし合いではなく、暖かく、互いを
思いやり、創造性に富んだ、本当のニーズを共有し合う、
豊かなコミュニケーションが出来る職場に、是非して下さいね。
さて次回、火曜日のメルマガでは、今回取り上げきれなかった
もうひとつのテーマ、
 ■ 結論先至上主義は、なぜメンバーの考える力を奪い
   創造的な仕事が出来なくなってしまうのか?
について、考えて見たいと思います。
研修の現場、特に社歴の長い大手企業によく見られる、
このゆゆしき状況は、いったいなぜ生まれてしまうのか?
次回のメルマガまで、是非あなたも、この理由について
考えてみて下さいね。
今日のメルマガはいかがでしたか?
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   もし良かったら一言声かけて下さいね。
 
 
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  ● 編集後記
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若い子たちもこの人のこと知ってるんだ、と思って調べたら、
結構日本に来てるんですね! 知らなかった!
348:彼氏いない歴774年
  :2012/06/05(火) 11:43:26.47 ID:tVRFT7k8 [sage]  スーパーで3歳くらいの男の子とそのパパとママ。
 釜あげシラスを見て
 男の子「ちいちゃいお魚はなにを食べるの?」
 ママ「もっと小さいクラプトンだよ」
 パパ「エリック逃げて~」
 近くにいた若いカップルが吹き出してた

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