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ものを作る側の心構え

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      1回3分でレベルアップ! 相手の心を掴むトーク術      
◆────────────────────── #0099 2008/04/11 ─◆
 
 
こんにちは、水野です。
今日は、ネットで見かけたニュースについて考えてみたいと思います。
うどん好きでコンピニ好きの私には、ショックなお話でした。
では、早速参りましょう!


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  ● 稲庭うどん:「100均」に地元怒る-「ローソン」子会社販売
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ネットのニュースを見ていると、上のようなタイトルが目にとまりました。
記事を要約すると、「ローソン」の子会社が運営する100円ショップが、
自社オリジナルブランドの「稲庭平打うどん」を販売しているのですが、
そのうどんについて、秋田県稲庭うどん協同組合が「品質が悪く、
ブランドイメージが落ちる」として、抗議を検討している、とのこと。
稲庭うどんは、日本三大うどんのひとつと言われているもの。
秋田県湯沢市稲庭町で作られている、300年の歴史がありますが、
稲庭の名前を使った粗悪な類似品が出てきたので、2001年に組合を
設立し、製造方法と味を守っているそうです。
今回、ローソンは、稲庭町の非組合員であるうどん製造業者に依頼し、
100円ショップで販売するうどんを作らせ、それを販売しました。
しかし、稲庭うどんの組合長によると、
「めんが幅広で薄く、のどごしが悪い。
『稲庭うどん』とはとても呼べない」
とのこと。製造する稲庭町の業者も、
「本来の稲庭うどんより味が落ちる」
と認めているそうです。
しかし、ローソンとしては、
「『稲庭うどん』は商標化されておらず、法的に問題ない」
「『稲庭うどん』の認知度アップにもつながり、ブランドイメージを
 損ねるとは考えていない」
ということで、このこじれ話は、まだ続きそうな様相であります。
 
 
━━━━━
  ● 自分のビジネスのクオリティが影響を及ぼすもの
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今回の記事を読むだけでは、正確なところはわかりませんので、
あくまでも記事に書いてあることを事実としてお話します
その上で、私が一番気になるのは、ローソンの依頼を受けて
質の落ちる稲庭うどんを作った業者の今後です。
ローソンの言い分である、
 ■『稲庭うどん』は商標化されておらず、法的に問題ない
という考えは、表層上は間違ったことはいってませんし、
儲かりさえすればいい、と言う見地に立てば、正しいことを
いっているでしょう(かなり嫌味な言い方をしていますいけどね)。
もうひとつの言い分である
 ■『稲庭うどん』の認知度アップにもつながり、ブランドイメージを
  損ねるとは考えていない」
と言うことについては、少々首をかしげざるを得ません。
なぜなら、稲庭うどんと銘打っているにもかかわらず、
本物の稲庭うどんの味より劣るものを売っていているわけですから。
そんな売り方をして、ブランドイメージが損なわないと思える
意識が、正直わかりません。
多少味が落ちたって、うどんそのものとしてはそれなりの味なんだし、
品質など多少無視しても、大勢に知られさえすれば、認知度アップに
なってそちらも良いことでしょ? とでも思っているんでしょうか?
しかしまあ、一時的にであれ、有名になったら売れることは
売れるでしょうから、後先考えずに売れさえすればいい、と考えて
商売するのであれば、これもまた間違った考えではありません。
(これまた嫌味な言い方をしてしまいましたが)
しかし、本物の稲庭うどんの味より劣るということを自覚しながら
商品を製造してローソンに卸してしまった業者は、厳しい未来が
待っているような気がしてなりません。
なぜなら、ものを売る人たちは、その商品を簡単に取り替えることが
出来ますが、
 ■ ものを作る人は、その商品を簡単に変えられない。
からです。
私も、セミナーや研修・コンサルティングといった商品を
作って販売しています。
そういう意味で言えば、今回のうどんを作る業者と同じ、
製造業と同じ立場であります。
そんなときに、自分が掲げている看板よりレベルの低い
セミナーや研修を、その事実がわかっているにもかかわらず、
実施してしまえば、
 ■ その事実は自分自身に残り続ける
ものとなってしまいます。これは取り替えることが出来ません。
末永くビジネスをしていこうとした場合、こんなことをすると、
とても怖い爆弾を抱えることになってしまいます。
今回の件も、金額の割においしいうどんを提供する、という
話であれば、それはうどん業者の企業努力として評価も
されるでしょう。
しかし、この業者は、おそらく事前に「稲庭うどん」として
売られることを知っていたでしょう。
そして、稲庭うどんの非組合員ではあったとしても、自分自身が
稲庭うどんを作っているという自覚は、おそらくあったでしょう。
そうでありながら、本物の稲庭うどんの味より劣るということを
自覚した上で、自分の商品に「稲庭うどん」と言う看板をつけて
売ることに同意してしまうのは、自殺に等しい行為だと思うのです。
自分を安売りするのは、自殺行為です。しかし、この自分を安売りする
という行為は、自分を安い金額で売るということだけではありません。
 ■ 自分の掲げた基準よりも低品質のものを提供する
ということも、立派に自分を安売りしていることになるんです。
特に、商品が自分自身というような人など、商品の取り替えの
聞かない人は、ぜひ気をつけてくださいね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
     自分が掲げた基準以上の仕事を常にしていこう!
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
ものを売る人、いわゆる商人といわれている人たちの中には、
まともな信念を持たないまま、ものを売っている人が少なからず
います。
悲しいことに、まともな信念が無い人でも、ものを売ることが得意な
人はいるんですよね。
しかも、最近の風潮としては、ものを作る側よりも売る側の方が
力関係が上になってきているようです。
そして、その力関係に負け、質の悪い商品を作ってしまう人が
これまた少なからずいるのも事実です。
しかし、先にも書いたとおり、売る人は、質の悪いものを売っても
生き残れる可能性はあるのですが、質の悪いものを作る人は、
生き残ることは難しいのです。
もし、あなたがものやサービスを作る側の人であったら、ぜひ
自分の掲げた基準に妥協せず、質の高さにこだわってくださいね。
そこにこだわり、そして高い質のものやサービスを提供できるように
なれば、売る人との関係性もイーブンになり、息の長いビジネスが
出来るようになることでしょう。
 
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  ● コーチ・コンサルタント・カウンセラーや士業を目指す方へ
─────
今日の話にも関係がありますが、
コーチや、コンサルタント、カウンセラーや士業の方など、
自分自身が商品となってビジネスをしていくという方は
 ★ 自分の品質こそが命
と言うところがありますよね。
この品質が低いと、いざビジネスを初めても、決して長続きは
しないでしょう。
かといって、教科書で勉強してばかりでは、自分自身の
品質は上がっていきません。
実際に、ビジネスとして取り組んでいくプロセスの中で、
自分自身の品質が磨かれていく、と言うことも事実です。
この、
 ■ 品質が高くないとビジネスが出来ない
 ■ ビジネスとして取り組まないと品質が高くならない
という、背反する2つの条件の中で、一体どうやって
自分を商品とするビジネスに取り組んでいけばいいのでしょうか?
実は、私自身も、自分のビジネスを立ち上げるにあたり、
このふたつの条件に挟まれて苦労しました。
私の場合は、経験・実績・人脈・資金、すべてゼロ、またはマイナス
からのスタートでした。
その中で、いかに自分自身の品質を、ビジネスの現場で高められたか
というと、
 ★ セミナーを自身のビジネスに取り入れた
ということが、ひとつの大きな要因となりました。
セミナーとは、情報を提供するだけの場ではありません。
ゼロから、自分が目指すサービスを提供していく人間に
成長させて行くとともに、クライアントと良好な人間関係を
構築することも出来るのです。
そういった、
 ★ 無理なく自分自身と自分のビジネスを成長させる
ための、重要なツールとなるのが、セミナーなんですね。
と言うことで、これから自分自身を商品として立ち上がっていこうと
お考えの方たちに、
 ・自分自身をどうやって育てていくか
 ・自分自身のブランドをどうやって創り上げていくか
 ・どうやってクライアントを獲得するか
 ・クライアントと共にどうやって成長していけばいいか
といったことを学べるセミナーを開催します。
セミナーの紹介サイト、もうすぐ出来上がりますが、
4月20日までに申し込んでくださった方には、
優待価格がありますので、興味のある方は、
お申し込みくださいね。
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  ● 編集後記
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本日は、我が家は結婚記念日。
結婚して満9年となり、今日よりついに10年目の結婚生活を
迎えることが出来ました。
ということで、今日は、結婚披露宴を行いました、八王子のうかい亭で
ランチを食べてきました。
うかい亭は3年ぶりでしたが、良い意味で変わってないですね。
裏庭の山桜が、風に吹かれてはらはらと散る風景が、とても素晴らしい。
もちろん、料理もとても素晴らしかったです。
個室で、シェフに焼いてもらったタケノコやお肉は、ともにジューシー。
しかも、お話もとてもお上手で、トークも含めて堪能させてもらいました。
最後には、中庭で記念撮影。
1999年の4月11日は、バケツをひっくり返したような
土砂降りで、中庭で記念撮影とケーキカットを行う予定だったん
ですが、中止になってしまったんですよね。
そんなわけで、そのときに出来なかった記念撮影をしてもらいました。
ウエディングドレス姿ではなかったんですけど、ま、それは良いでしょう。
そんなわけで、来年は10周年。
おそらくは無事に迎えられることでしょう。
私が変なことさえしなければ。
ええ。しませんよ。もちろん、しませんとも! ← 不自然にしつこい
 
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      1回3分でレベルアップ! 相手の心を掴むトーク術      
     発行者 → 水野 浩志
     e-mail → mail-mag@mstn.jp
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 「やめたいのにヤメられない!」がスパッとやめられる10秒日記
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Copyright(c),2003-2008 Hiroshi Mizuno.

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