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ちゃんとしようとすると、ちゃんと出来ない理由

おはようございます!
水野です。
本編の前にお知らせを
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さて今回は、真面目な人たちがよく口にする言葉について
考えてみたいと思います。
では、まいりましょう!
 
 
━━━━━
  ● 研修の最後に出てきた発表の言葉に……
─────
先日行った企業研修での出来事です。
2日間の研修を終え、最後に一人ひとり2日間の感想と
今後の取り組みを発表してもらいました。
一人ひとり、思い思いの言葉で発表して頂きましたが、
その時にかなりの人が共通して語っていた事がありました。
それは何かというと、
 ■ ちゃんとした意見を言わなくて良いことの面白さ
についてでした。
私の研修では、講義だけで無く、グループディスカッションも
かなり行うのですが、その時の絶対ルールがあります。
それは、
 ★ 絶対に全員の意見をまとめてはいけない
というもの。
とにかく、自分が思ったことや考えたことを自由に
発言してもらい、そのままにしてもらう。
そして、ディスカッションの後は、各自が思い思いに
感じたことを答えてもらう。
もちろん、最終的に考えをまとめなければいけないケースも
ありますが、それでも、まとめのディスカッションをして
もらうのは、もう本当の本当に最後のところだけで、とにかく
なんでもいいから思ったことや感じたことも含め、口に出して
共有してもらう事を徹底的にやるんですよね。
なぜそうするか。
私も以前は、ディスカッションの後、意見をまとめてもらい、
発表してもらっていたことがありましたが、その時に出てくる
内容は、自分の本音や、思いをぶつけ合った結果生まれた、
磨かれた意見では無く、いつも上っ面だけ体裁が整っている
だけで、中身の無いものが結構多かったんですよね。
だから、あえてまとめない、というプロセスを意識的にとって
自分の本当の考えを語ってもらうプロセスを取るようにしたのです。
普段ちゃんとした意見を言わなければいけないと思っている
人たちは、こういったディスカッションを行うと、最初は
非常に戸惑います。
しかし、2日間もやっていると、徐々にこのルールにも
慣れてきて、最終的には、とても素晴らしい気付きや考えが
生まれてくるんですよね。
一人ひとりの発表を聞いていると、それがとてもよく伝わってきて、
そこが講師としても嬉しく感じる瞬間なのですが……
でも、冷静になって考えてみると、これって、めちゃくちゃ
おかしいことだと思いませんか?
 
 


━━━━━
  ● ちゃんとしようとすると、ちゃんと出来ない理由
─────
「ちゃんと」という言葉の意味は、デジタル大辞泉では
このように定義されています。
 1 少しも乱れがなく、よく整っているさま。
 2 確実で間違いのないさま。
 3 結果が十分であるさま。
 4 すばやく動作をするさま。さっと。
ほとんどの人は、この言葉に悪い印象を持つ事は無いでしょう。
それどころか、とても大切な言葉だと思っている人も
たくさんいることと思います。
しかし、この「ちゃんとする」という言葉を使うことで、
予想外の悪影響を及ぼすことが、多々あるようなんです。
今回お話ししたように、研修での意見を発表する、という
時も、「ちゃんと」した発言をしようとするあまり、
自分たちの本心を押さえ込み、その場で出した方が
良いと推測したような、うわべだけは体裁の整っている
底の浅い意見が出てしまう、といった事が起きるんですよね。
そして、こ初うことが起きるのは、研修だけの場では無く、
ビジネスや生活の場でも、頻繁に見受けられます。
ちゃんとしたプレゼン資料を作ろうとした結果、採用したい
とは思えないようなものが出来上がってしまうケース。
結婚式で、ちゃんとしたスピーチをしようとした結果、
退屈きわまりない話となってしまうケース。
……などなど、「ちゃんと」しようとした結果、まったく正反対の
結果になってしまうケースは、枚挙にいとまがありません。
本来であれば、ちゃんとしようとすればするほど、素晴らしく
良いアウトプットが出てくるはずです。
にもかかわらず、なぜ「ちゃんと」やろうとすればするほど、
反対の成果が生まれてしまうのか?
私が観察するに、ちゃんとしようとして上手くいかない人たちは
ほとんどの場合、ちゃんとしようとした瞬間に、
 ■ 意識が自分に向き過ぎてしまい、本質的な目的を見失う
ように見えるのです。
先ほど、「ちゃんと」の意味を書きましたが、これに倣って
「ちゃんとしようとする」の意味を書いてみると、
 1 少しも乱れがなく、よく整っているさま【に見られようとする】。
 2 確実で間違いのないさま【に見られようとする】。
 3 結果が十分であるさま【に見られようとする】。
 4 すばやく動作をするさま【に見られようとする】。
という事になるんでしょうね。
こんな気持で心を占められていたら、そりゃあ相手の立場に
立ったり、目的をしっかり見据えて事に取り組む事など
出来ませんよね。
だから、求められるような成果を出すことも出来ず、そのくせ
体裁ばかり整えようとしている様がありありと解るので、単に
出来ていない状態よりも、イラッとするようなアウトプットが
出てきてしまうのでしょう。
だから、もしあなたが普段「ちゃんとしよう」としているにも
関わらず、思うような成果が出せていなかったら、一度この
「ちゃんとしようとする」ことを辞めてしまいましょう。
多分、その方がいい成果が出せるようになりますよ。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
 ちゃんとしようとすると、自分に意識が向いてしまい、良い成果が出ない
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
こう書いてみた上で、自分の今までを振り返ってみると、
サラリーマン時代から、最初の事業に失敗した時までは、
けっこう「ちゃんとしよう」と思いながら働いて
いましたが、やはり、思うような成果は出すことが出来ない
事が多かったように思います。
しかしその後、講師・コンサル業を始めてからは、不思議と
「ちゃんとしよう」という気持は、ほとんど持たなかった
様に思います。
仕事においては、ただひたすら、目的をにらみ据え、
相手と向き合い、結果がどうであったかを確認して、
次にそれをどう活かすか、という事しか考えて
いなかったようなんですよね。
でも、そうやって仕事に取り組んだことで、今まで以上には
評価されるようにもなり、結果も出せるようになりました。
そう考えると、「ちゃんとしよう」などと思う必要など、
全く無い、と私は思うんですよ。
ただ、「ちゃんと」という言葉が、完全に抹消されていたか、
ということで言うと、そんなことはありませんでした。
というより、結構頻繁に使っていたようなんですよね。
でもその時使っていた言葉は、
 ★ 「ちゃんとしよう」ではなく「ちゃんとしていたか?」
というものだったんです。
つまりどういうことかというと、
 ★ 自分の行動を振り返るときに、「ちゃんと」を使った
という事なんですよね。
「ちゃんとしよう」と「ちゃんとしていた」は、
大きく意味が異なります。
前者は、「ちゃんと」する事が目的となっていますが、
後者は、結果が「ちゃんと」していたかの評価・反省
なんですよね。
前にも書きましたが、仕事においても生活においても、
何か意志を持って行動する場合、必ず目的というものが
あります。
しかし、このときに「ちゃんとしよう」と考えてしまうと
目的そのものが、「ちゃんとする」事にすり替わってしまう。
そうなると、まともに目的が達成されない事が多々起きます。
しかし、「ちゃんとしよう」と思わなければ、目的を
見失う理由も減り、その目的を達成する可能性も
高まります。
そうやって、目的に沿って行動した結果を検証するときに
初めて「ちゃんとしていたか?」と問うことで、まっとうな
振り返りと、適切なフィードバックを受け取ることが出来る
のだと思うのです。
「ちゃんと」という意識を持つタイミングがずれるだけで、
これだけ大きな違いを生み出します。
ですから、是非皆さんも、「ちゃんと」を使う時期を
間違えないで下さいね。
あと、上司の方は、部下に対して「ちゃんと」という言葉を
使うときは、くれぐれも「ちゃんとしろよ」などと、安易に
言わないように気をつけて下さいね。
それが、部下が目的を見失い、彼の思考と行動をミスリード
することにもなりかねないのですから。
そうやって、自分で部下をミスリードをしておいて、
部下がまともな結果を出せなかったときに、
「お前、もっとちゃんとやれよ!」
などと怒るというのは、もう本末転倒ですからね。
お気をつけあれ。
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  ● 編集後記
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基本的に俺様体質な私でも、これは思いつかなかった。
429 名前:おさかなくわえた名無しさん[]  投稿日:2012/06/08(金) 09:58:35.36 ID:suHc1r8j
 問題「オールマイティとは何か」
 今日の生徒の珍回答「すべて俺のお茶だ」
 その発想はなかったwwwwwwww

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