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仕事に満足感を求めてしまうことのリスク

こんにちは! 水野です。
このメルマガでは、仕事の取り組み方についてお話しすることが
よくあります。


その時には、
「できる限りのことをやり切っていこう!」
とか、
「120%のエネルギーで取り組もう!」
なんてことを言います。
これについては、私自身その通りだと思っているので、
書いたり言ったりしているんですが、読者の方たちから
送られてくるメッセージや質問を見ていたり、研修などで
お会いする方たちの一部を見ていると、
「この人たち、ちょっと勘違いして受け止められているなあ」
と感じることがよくあるんですよね。
そう感じる方たちの特徴は、この言葉を聞いて、
「よし、120%のエネルギーで精一杯仕事をやり切るぞ!」
と思って、頑張るんですよね。
でも、なぜか成果が出ず、それどころか、頑張ったことが
空滑りして、返って問題を起こしてしまったりしている。
そんな方たちが、少なからずいらっしゃるようなんですよ。
なぜそういうことが起きるのか、頑張っているのに
成果が出ない人たちの話を聞いてみると、ある特徴が
あることが分かりました。
それは、
 ■ 満足感を求めて仕事をしている
という事なんですよね。
一見、この言葉に、これといった問題があるとは
思えません。
しかし、私自身の仕事の取り組み方を振り返ってみると、
 ■ 満足感を求めて仕事をしていたときは、
   結果に結びつかないいことが多かった
ように思うんです。
で、あまりにもたくさんそういうことを経験したものだから、
あるときから、
「満足感を求めるような仕事をするのは止めよう」
と思って、満足できるような仕事をすることをあきらめたんです。
そうしたら、なぜか上手く行き始めたんですよね。
いったいどういうことなのか。
上手くいかなかった、当時の自分を振り返ってみると、
 ■ 自分自身が満足する仕事を求めていた
ように思うんですよね。
だから、「仕事をやり切ろう」とか「120%仕事に取り組む」
といっても、それはあくまでも、自分自身が満足するため。
一応、お客様を喜ばせようとか、人の役に立とうと、
口では言っているものの、今から思えば、本当に
そういった気持ちを強く持っていたかというと、
実にあやしい状態でした。
それよりも、例えて言うなら、
「いい汗をかいて、旨いビールが飲みたい!」
とか
「やれるだけやり切って、爽快感を味わいたい!」
とか、
「1位でゴールして、賞賛を浴びたい!」
といったような、趣味でスポーツをやっている人たちのような、
自分勝手な満足を求めていたんですよね。
そんな、根っこがずれた状態で、自分ばかりが満足するような
仕事をしようとするんですから、そりゃあ成果なんか出るはず
ないですよね。
しかし今は、ようやくこの勘違いに気付くことが出来、
仕事の取り組み方も改まってきました。
そうすると、以前の自分が求めていたような満足感って、
得られないんですよね。
やるだけやり切っても、120%のエネルギーで取り組んでも、
「やった!!」
という満足感など、全く感じなくなるんですよ。
というよりも、自分の意識が、自分の仕事に対して、
 ★ どれくらいお客様が満足してくれているのか?
という事に向いているので、以前のように、自分勝手な
意識で「やり切れたか?」とか「120%か?」とか、
そんなことは考えないようになったんですよね。
そうやって仕事に取り組んでいくうちに、やっとお客様に
満足してくれるような仕事が出来るようになりました。
そして、お客様が喜んでくれている姿を見たときに、
「ああ、お役に立てて良かった」
と、まずはホッと胸をなで下ろすんです。
それは、満足感と言うよりも、お役に立てて良かった、
という安堵感といった方が正しいと思います。
そう、つまり最近は、仕事で満足感を感じることって
無くなってしまったんですよね。
少なくとも、以前自分が求めていた、身勝手な満足感
などは、かけらも感じることはなくなってしまいました。
これが寂しいことかというと、私としては全くそんなことは
感じていません。
なぜなら、今の自分自身に充分に満足しているので、
ことさらに身勝手な満足感を追い求める必要を
感じないからなんですよね。
そう考えると、ますます「満足感を求めて働く」という事の
違和感を感じます。
なぜなら、仕事というのは、基本的には、
 ★ 他人を満足させることが第一優先
であるにもかかわらず、満足感を求めて働いてしまうと、
知らず知らずのうちに、
 ■ 自分を満足させることが第一優先
になってしまうから。
だからこそ、いい仕事をするためには、まずは、
 ★ 今の自分が充分満足した状態にあると自覚する
ことが、大切なことなのかもしれません。
その上で、その自分を使って、他人を満足させることに
120%のエネルギーで取り組み、やるべきことをやり切る。
そうやって働くと、今よりさらにいい仕事が出来るように
なることでしょう。
といっても、「今の自分が充分満足した状態にあると自覚する」と
いう気持ちになれない!! という方もいらっしゃるでしょうね。
それについては、また別の機会に改めて考えてみましょう。
 
 
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世代間バトンリレー(笑)
721 :名無しさん@お腹いっぱい。 :sage :2007/01/01(月) 18:27:37
 子供が学校から保護者向けのプリントを持ってきた
 「お父さん・お母さんに見せてください」
 それを渡された嫁、「年末の忙しいときに!」と
 怒りながら180キロ離れた実家へプリントを届けてきた
 親という自覚がないらしいorz
 
 

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