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決断がうまく出来ない人の根本的な勘違い

おはようございます! 水野です。
先日、友人の岩田と山岸(仮名)と話をしていたときのこと。
3人とも、今年50歳になる同い年で、もうすぐ中年から
高齢者へと向かっている世代のせいか、健康の話が話題に
上ったんですよね。


で、岩田と山岸との間で、こんな会話になったんです。
岩田 「一緒にジョギングをしようと友達に誘われているんだよねぇ」
山岸 「へぇ、岩田、マラソンはじめるんだ」
岩田 「いやあ、でも、なかなか走ろうと決断出来ないんだよねぇ」
山岸 「まあ、お前がジョギングしている姿、想像しにくいわな」
岩田 「でも、健康考えたら誘いに乗った方がいいとは思うんだよ」
山岸 「じゃあ、走ればいいじゃん」
岩田 「でもさあ、なんかこう、決断出来ないんだよねぇ」
山岸 「走った方がいいと思うなら走りなよ。俺も最近走り始めたよ」
岩田 「え! お前走り始めたの?!」
山岸 「うん、なかなか気持ちいいぞ」
岩田 「お前の方こそ、走ってる姿、想像できないよ。
    よく始められたな」
山岸 「まあ、俺もまさかジョギングを始めるとは思ってなかった。
    でも、やってみると結構走れるもんだよ」
岩田 「そうだよな。でも、運動した方がいいのは分かってるから
    走ろうと思ってもいるんだけど、まだ決断レベルが80%位で、
    なかなか100%決断出来るレベルにはならないんだよ」
山岸 「出来る範囲で始めりゃいいんじゃない?」
岩田 「そうも思うんだけどねぇ。でも、なかなか決断のレベルが
    100%までにはならないんだよねぇ……」
山岸 「まあ、とりあえず走ってみたら? 続くかもしれないよ」
岩田 「うーん、じゃあ8割の決断レベルだけど、走ってみようかな……」
岩田は、山岸にそそのかされて、しぶしぶ走り始めることに
したようでした。
そして、その1週間後、岩田はどうなったかというと、結局
ジョギングは三日坊主で終わってしまったとのこと。
岩田は、
「やっぱり、ジョギングクラスの大変さになると、
 8割程度の決断じゃダメなんだなぁ」
とぼやいていました。
私は、先日の2人の会話や、この岩田の言葉を話を聴きながら、
岩田の発言に違和感を感じていました。
その違和感とは、岩田が解釈をしていた「決断するレベル」
という言葉です。
岩田は、どうやら、
 ■ 決断とは、ボリュームのようなもの
と解釈していたようなんですよね。
つまり、決断とは、0から100までのレベルがあって、
高くなったり低くなったりする、と考えているようなのです。
だから、まだ80%だ、とか、100%になっていない
といった言葉が出たんですよね。
そして、今回ジョギングが続かなかったのは、決断のレベルが
100%になっていなかった、というのが理由であると考えて
いるようなんです。
しかし、そんな中途半端な決断で、物事に取り組むと
どうなるでしょうか。
取り組んでいることに対して、わずかながらでありながらも、
常に、迷いや及び腰の気持ちがつきまとってしまいますよね。
例え99%の決断レベルであっても、1%の迷いと及び腰の
気持ちがついて回り続けながら物事に取り組んでしまうと、
まず間違いなく、素晴らしい成果というものは出せなくなります。
岩田は、彼の言葉で言うならば、80%のやる気、つまり、
20%もの迷いや及び腰の気持ちを持ってジョギングに
取り組んだわけですから、挫折するのも無理のないことでしょう。
では、きちんと結果を出している人はどうしているか。
私が見る限り、岩田のように考えている人は全くと言って
いいほど見かけません。
彼らはどう考えているかというと、
 ★ 決断とは、スイッチのようなもの
と考えているんですよね。
だから、決断するときには、70%だ80%だとぐずぐず言わず、
やるかやらないかをビシリと決めて、やるならやるべき事を
迷わず徹底的にやる。
逆に、やらないのであれば、やらないと決めた事を一切やらず、
やるかやるまいかなどと、うじうじ悩み続けたりしないのです。
そうやって、邪念雑念を取り除いて、まっすぐやることに向かい
合って行動すれば、おのずと成果も出てくるのは当然ですよね。
さらに、もう少し掘り下げて考えてみますと、決断をボリュームの
ように考えている人と、スイッチのように考えている人との、
物事の取り組み方の違いが、もうひとつあることに気付きました。
決断をボリュームのように考えている人は、物事に取り組む姿勢が、
乱暴で、小さな行動をないがしろにするケースが多いのです。
たとえば、先に出て来た岩田の場合、ジョギングを始めたとき、
最初から
 ■ 毎日10キロ走る
と決めたそうです。
それくらい走らないと、ジョギングをする意味が無いから、
というのが理由だそうです。
でも、結果的に1週間も持たずに挫折してしまい、いまでは
100メートルも走っていないという状況。
しかし、決断をスイッチのように考えていた山岸は、ジョギングを
始めると決断したとき、まずは家の近所を毎日1キロだけ走ろうと
決めたそうです。
1キロなんて、走ったうちに入らない、と思う人がほとんどだと
思いますが、山岸は、「出来る範囲で始めよう」と考え、その時の
自分が毎日はしれるのは、まずは1キロが確実だろうと考えた
ようなんですよね。
そうやって、小さな行動をないがしろにせず、小さな行動で
あっても「やる」と決断し、その小さな行動に徹底して取り組む。
そうやって、1キロが毎日はしれるようになってから、2キロ、
3キロと距離を伸ばしていき、今では毎日10キロ以上の
距離を走ることが出来ているそうなのです。
以前の私もそうでしたが、決断をする、ということは、
非常にたいそうなことをしなければいけないのだ、と
勘違いしてしまい、決断を躊躇してしまうんですよね。
そういう人は、決断をボリュームと勘違いして、中途半端な
決断をしてしまい、結果的に決断したことが出来ず、さらには
成果も逃してしまうのです。
こういう経験を繰り返していると、そのうちに
 「決断したことはやり切らねば行けないのに、
  自分はそれが出来ないダメ人間なのだ」
という考えが染みついてしまいます。
そして、
 「よほどの覚悟ができない限り、決断はしない」
とか、
 「できるだけ、決断しないようにしよう」
と考えるようになってしまい、ますます決断をせずに生きてしまう
日々を過ごすことになってしまうんですよね。
でも、決断ぐせのある人は、どんな些細なことでも、どれほど
簡単にできることであっても、その時その時できちんと決断を
したうえで、それに真剣に取り組みます。
当然のことながら、些細なことであり、自分で出来ることn
決断して取り組みますから、やったことはやり切れてしまいます。
やり切れるから、また何かに取り組むときには、決断をして
取り組んで行きます。
そうやって、常に決断をしながら取り組んで行くことで、次第に
 ★ 決断して取り組めば、やりきることが出来る
という思考が身についてきますから、少々大変なことであっても
やると決断して、やり切ってしまうわけです。
そんなサイクルを繰り返していけば、当然のことながら、
経験値も能力も高まっていくわけですから、今までの
自分では出来なかった様なことが、どんどん出来るように
なり、大きな成果も出せるようになってくるんですよね。
ということで、もしあなたが、決断というものを、ボリュームの
ようなものと考えていたとしたら、まずは
 ★ 決断とはスイッチであり、やるかやらないかだけを決めることだ
という考えに直した上で、決断癖をつけるためにも、日常で取り組む
行動のひとつひとつに対し、「これをやる!」と決断をして、どんなに
簡単で易しい行動であったとしても、徹底的にやり切る、という考えで
取り組んでみて下さい。
きっと、同じ行動であっても、出てくる結果が変わってくるでしょうし、
それが決断をした結果であるということも、体感的に分かってくる
事でしょう。
これを繰り返していけば、さほど時間もかからずに、決断癖も
身につき、今まで以上に行動を起こし、大きな成果を出せる
人間になっていくことでしょう。
 
 
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お父さん、気の毒すぎ……
525 名無しさん@13周年 sage 2014/01/19(日) 02:05:47.03 ID:NgwaYyGQ0
 俺の友達も4歳の娘をお風呂に入れてて、変顔とかして遊んでたら、
 風呂あがりに娘が嫁に「お父さんがお風呂で変なことするの」と言って
 離婚の危機になった。
 

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