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ダメな自分を、他人を、一発で認められる考え方

先ほど、ふっと思いついたたとえ話を。
ただし、食事中の方はご注意ください。ややシモの話となっておりますので。


ダメな自分っていうのはさ、
運子のついた1万円札みたいなもんなんだよ。

運子がついたら、1万円が100円の価値になっちゃうか?!
ならないだろ?!

運子が嫌だからって、

「こんなの、1万円じゃない!」

って、捨てちゃわないだろ?!

運子まみれだって、1万円の価値は変わらないだろ?

じゃあ、運子まみれの1万円を否定するなよ。

1万円を丁寧に扱いながら、運子だけを洗い流せよ。

あんた自身は1万円なんだよ。

あんたの考え方や習慣が、運子なだけなんだよ。

運子だけ洗い流せよ。

綺麗な1万円になるぜ。


……汚い例えですいません……

で、この話ですが、別に自分だけの話ではなく、他人に対しても、同じ事が言えるんですよね。

ダメな上司、ダメな部下、ダメな親、ダメな子供、ダメな恋人、ダメな夫、ダメな妻……

あなたがそう思う、こういうこの人たちも、みんな運子のついた一万円札なんですよね。
その人の本質は、1万円なんです。
ダメに見えるのは、その1万円についている運子の部分ばかりを見るからなんですよね。

確かに、運子の部分は、汚いし、臭い匂いを巻き散らかすからあなたにとって迷惑な存在かもしれません。
そして、自分の運子ならば、自分でなんとか出来もしますが、相手の1万円についている運子は、洗うお手伝いは出来ても、基本的には、相手自身が洗い流そうと決断しない限り、ずーっとつきまとったままなんですよね。

ではどうしたら良いか。
ダメなやり方は、相手の1万円を無視して、運子ばかりを
指摘すること。
これをやられると、相手は、攻撃的にあなたが運子まみれだと攻撃してきたり、この運子には意味がある! と反論してきます。
ないしは、自分の身を守るために、さらに厚く厚く、運子を塗り固めていきながら、あなたを頑なに拒絶してしまいます。

なので、その膠着状態を脱するために、出来ることはただひとつ。

★ 相手が1万円であることを認める姿勢を、自分自身に貫く

しかありません。
例え運子に気持が行ったとしても、

「いや、あいつの本体は、運子では無く、1万円なのだ!」

と、自らにきちんと言い聞かせること。
あなた自身が、相手の運子に惑わされること無く、相手の1万円をしっかと見つめ、その価値の尊さをしっかと受け止める。
その上で、相手と接していくのです。

このことを、運子という単語を使わずに言うとですね、

★ 相手に敬意を持って接する

という事になるわけです。
そうしていけば、相手も、自分にまとわりついた運子の存在を自分自身で認めるようにもなりますし、防御壁のように運子を塗り固めていたとしても、あなたに攻撃の意志がないと解れば、運子を手放していくこともあるでしょう。

そして、あれだけ匂い立つ臭かった運子を、本人が自ら洗い流して行くように変わっていくことも少なくないのです。

こういうことは、私自身も何度か経験しましたし、世間でも実際にたくさん起きています。

いわゆる、

「あなたが変われば、他人も変わる」

ですね。
なので、もしあなたが、相手の運子が気になり、相手の運子を取り除きたかったら、まずは上に書いたように、相手の1万円を自分の内に受け入れて、敬意を持って相手と接して下さいね。

追伸
もし、相手に敬意を持って接していたとしても、相手の運子が無くならなかったとしたら、ひょっとしたら、その運子は、相手のものではなく、あなた自身の運子かもしれませんよ。

この場合の唯一の解決策は、あなたが自分で自分に張り付いた運子を洗い流すこと。

あなたの勝手な、偏った価値観を、相手に押しつけていないか、運子にまみれた自分になっていないか、よーくよーく見つめて下さいね。

そうやって、まずは醜い運子が張り付いている自分を、是非受け入れて下さい。
そして、その運子を洗い流していきましょう。

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