仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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なぜ会社に要求しても、そのほとんどが拒絶されてしまうのか?

どうもです! 水野です。
最近、うちのコミュニティのメンバーたちの間で、
私のメルマガを、浴びるように一気読みする、という、
「メルマガ滝行」
というのがはやっております。
私は、書くのがメインで、自分のメルマガを読み返す
ことはあまりなかったんですが、みんなが読み返して
いるのに釣られて、いくつか読み返してみたら、
いやあ、なかなか面白いこと書いてるじゃない(自画自賛・笑)
ということで、今日は、自分のバックナンバーを
ご紹介しましょう。
組織を変えたい! と考えている、前向きでやる気のある人ほど、
やってしまっている残念な考え方について考察しています。
では、どうぞ!
先日、研修で課題解決をテーマにしたディスカッションを
していたときのことです。
受講者の石川さん(仮名)が、
「今のうちの部署で一番必要なことは、メンバーの増員だ!」
と言うんですよね。
なるほど、と思いながら聞き耳を立てていたんですが、
どうやら石川さんの部署は、お客様と接する窓口業務を
行っているようなのですが、最近お客様の数が増え、
業務が滞ったり、サービスの質にばらつきが出てきている
そうなんですね。
だから、会社と掛け合って、メンバーを増員しなければ
現状の問題が解決出来ない、と熱弁しているのです。
石川さんの話を聞いていると、彼の話は、単なるエゴを
満たそう、というようなものではなく、お客様のこと、
ひいては会社のことを考えた、実に筋が通った話でした。
しかし、私は、そのあとの石川さんの
 「だから、最低でも6月までに1名は増員してもらえるよう、
  会社に要求しようと思っているんです」
という言葉を聞いたとき、
 「ああ、石川さんの希望は、まず通らないだろうな」
と思ったんですよね。
「えっ? なんで通らないの?」
と思った方は、この言葉を、しかと受け止めて下さい。
 ■ 会社は、社員の要求を、絶対に受け入れない
 ■ 会社は、社員の要求を、絶対に受け入れない
大事なことなので、2回言いました。
会社というのは、それがどんなに正しく、そしてそれが、
会社のメリットになるであろうことであったとしても、
それが「社員の要求」であった場合、絶対に受け入れない
んですよ。
私も組織で働いていた時期がありました。
これでも結構仕事に向かう性格は真面目でしたんで、
自分の個人的なエゴを満たそうという理由ではなく、
会社やお客様にとって良かれと思ったことは、会社に
対して、どんどん要求をしていったんですよね。
しかし、この要求が受け入れられることは、
まずありませんでした。
どうしても、この要求だけは受け入れて欲しい!
と思って、粘りに粘って要求を押し通した、という
事は、確かにありましたが、その時は、上の人とも
かなり気まずくなったこともありますし、あれだけ
粘って自分の意見を通した割には、その後の成果が
思ったほどよくはなかった、という事ばかりでした。
当時はなぜ自分の要求は正しいのに通らないのか、
そして、要求が通ったときも、うまくいかないことが
結構あった、という理由が、よく解りませんでした。
そんな状態のまま、会社に不満を持って独立をしたのですが、
結果は、最初に取り組んだ事業は見事につぶれてしまい、
どん底に落ちてしまいました。
結局、その時も、私はずっと、正しさを掲げながら、
周りの人たちに「要求」ばかりしていたんですよね。
その後、心を入れ替え、要求する事を辞めました。
すると、今まで上手くいかなかったことが嘘のように、
自分の希望ややりたいことが受け入れられるように
なったんですよね。
では、どのように心を入れ替えたのか。
 ★ 「要求」ではなく「提案」することにした
んですよ。
そうしたら、面白いくらいに、自分の望みが通るように
なったんですよね。
それはいったいどういうことか。
「要求」というのは、こちらの希望を相手に突きつけることです。
それが、どんなに相手にとってメリットがあることであっても、
相手の立場からしてみれば、自分勝手な希望を押しつけられた、
という事実はぬぐえません。
しかも、こちらのスタンスとしては、こちらの言い分を飲んで
もらううことが大前提であり、要求を断る、ということは
あってはならない、と考えているわけです。
相手からすれば、その希望内容がどんなに良いこと
であったとしても、その採否を自発的に選択できないまま、
言われたことを強制的に採用しろと突きつけられるわけ
ですから、気分の良いもんじゃありませんよね。
それに、そういうときって、本人はあれこれ言うんだけれど、
大抵は自分の立ち位置からしか考えていないんで、上に立つ
人間としては、採用したくないケースがほとんどなんですよね。
だから、「要求」というものは、まず絶対に通らないんですよ。
では、提案とは何か。要求との一番の違いは、
 ★ その案を採択するのは、相手の主体性に委ねる
ということです。
ですから、提案をしようとするときは、相手が、
「この案を絶対に採用したい!」
と思ってもらうためにはどうしたら良いか? という事を
真剣に考えざるを得ないんですよね。
ビジネスでは「相手の立場に立って考える」ということは、
極めて重要であります。
そういう意味から言えば、「要求」という行為は、もう完璧に
自分の立場に立った考えであり、相手の立場に立って考えて
いない訳です。
そんなものを、ビジネスの現場で良しとしてしまっては、
まともなビジネスなど出来るはずがありません。
それに、仮に要求されたことが理にかなっていたことで
あったとしても、相手の立場に立てないような人間に、
それを任せても、上手く行くはずがない、と考えるのは
当たり前です。
経営者や、上に立つ人というのは、そういうことがわかって
いるから、社員の要求に対しては、どれほどそれが正論で
あったとしても、「ノー!」を突きつけるのです。
それは、決して
「お前の言っていることは間違っている」
といっている訳ではありません。
「もっと自分の立場だけでなく、こちらの立場に立って考えろ!
 そして、採用したくなるような、提案という形で持ってこい!」
という希望なんですよね。本音のところは。
ですから、もしあなたが、会社に対して、何かをして欲しい、
と思ったならば、「要求する」という考え方はすっぱり
捨ててしまいましょう。
そして、上の人の顔がほころび、ニコニコしながら、
「おお! 是非、君の案でやっていこう!」
といわれるような提案を、相手の立場にしっかり立って、
考えてみましょう。
そういったスタンスが身につけば、面白いくらいに
思い通りに自分の考えが採用されるようになりますよ。
 
 
P.S.
ちなみに、勤め人時代に、要求して失敗し、後に提案して
成功した、私自身の事例がこちらにありますので、お勤めの
方は、是非読んで下さい。
ここできちんと「要求ではなく提案する」という事を
学んでいたら、独立後にあんな手痛い失敗をしなかった
と思うと、自分が残念でなりません(汗)。
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社会人になってから、独立するまでの私の足跡を
『私のサラリーマン物語』にまとめました。
→ https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/1264594.html
また、独立したものの、最初の事業に失敗し、そこからはい上がったのち、
紆余曲折をしてきた人生を、『私の成長物語』としてまとめてみました。
 → https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/935139.html
2012年に起きた、自分の人生にとっての大きな転機となった
2日間の出来事を綴った「独白シリーズ」はこちらです。
人生に行き詰まっている人には、励みになるかも。
 → https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/1832670.html
 
 
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  ● 編集後記
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うちの子たちのメジャーデビュー(笑)を記念して、しばらく
ここの編集後記は、かみさんのネコブログ紹介
今日はこちら。
2009年の年始のお話。
年の初めの願いも虚しく、現在、啓介、8キロ越え(笑)
http://plaza.rakuten.co.jp/mrika/diary/200901010000/
そんなうちの子が載っている,心屋仁之助さんの本はこちら
【ネコになってしまえばいい】廣済堂出版
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4331520579/mizuno0e-22

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