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● お馬鹿パワーのすごさ
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先日、私の知り合いである後藤芳徳さんのブログを見ていました。
→ http://plaza.rakuten.co.jp/yotaro802/
すると、面白いエピソードが書いてあったんですね。
それは、最近有名になっているお馬鹿タレントの一人、上地さんのお話。
彼は、若い頃、つきあっていた女性がいたそうで、
その彼女の誕生日に、花火を見せたいと思ったそうです。
で、彼はどうしたかというと、花火の打ち上げ免許を取り、
消防署への届出をし、周辺住民への根回しをして、自分で
打ち上げ花火を上げようとしたんだそうです。
普通だったら、イベント会社などに問い合わせをしたりして、
打ち上げ花火を実施してくれる業者さんを探したりしますよね。
でも、お馬鹿な彼は、そういったことは思いつかなかったのか、
全部自分でやりたかったのか、いずれにせよ、多分一番遠回りな
行動をとったわけです。
結果的には、誕生日の3週間前に振られてしまい、花火を
上げることは出来なかったそうですが……
さて、この彼の一連の行為と結末を見て、
あなたはどう思いましたか?
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● 知識の弊害とは
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お馬鹿タレントのブレイクによって、私が驚いたのは、
インターネットが発展し、情報格差が以前よりも格段に縮まった
状態であるにもかかわらず、いまだに、頭が良いという定義が
■ 情報をたくさん持っている
ということに置かれていると言うこと。
そして、クイズヘキサゴンで、お馬鹿タレントの彼らが笑いものに
なっているポイントは、
■ 多くの人が知っている情報を、彼らは知らない
という点なんですよね。
しかしですね。
彼らが答えられず、そして、知っている人たちがそれを馬鹿にしている
情報って、辞書やネットを調べれば、ほんの数秒で手に入れられるもの。
いうならば、馬鹿にしている人たちは、ほんの数秒で馬鹿にされている
人にたどりつけられてしまう、という程度の距離しか離れていないんです。
その程度の差しかない人間を、馬鹿だと行って笑うと言うことは、
多分、端から見れば、まさに「目くそ鼻くそを笑う」ということ
なんだろうと思うんですよ。
さらに問題なのは、お馬鹿タレントを笑っている彼らは、
■ 情報を、人を馬鹿にすることに使っている
ということをしているわけです。
そして、実は情報をたくさん持っていると言うことを頭が良いと
思っている人は、かなりの割合で、
■ 情報量をもって人の優劣を判断する
という傾向があるように、私は想うんですよ。偏見ですけど。
でも、さっきお話ししたとおり、その優劣の差なんて、あっという間に
埋まってしまうような、非常にもろいものなんですよね。
もっと恐ろしいことに、彼らが心のよすがにしている、
自分が持っている情報は、多くの場合、その情報を自分の人生に
役立てていないケースが多いんですね。
逆に、お馬鹿と言われている人は、情報量が無くても、
行動力のある人だったら、その行動で、自分の人生を
何とかしてしまえるんですよね。
これもまた私の偏見でありますが、情報量を求めるタイプの人って、
行動しない人が多いんですよね。
でも、本当に情報を理解するためには、自分自身の行動から来る体験と、
きちんと結びつけないといけないんですよ。
なのに、情報を求める人は、知ることで満足し、自分の体験と
結びつけないものだから、理解がめちゃくちゃ浅いんですよね。
時々、そういったタイプの人間に出くわして、知識をひけらかしたり
された時に、
「それって、具体的にどういう意味ですか?」
ってきいてみると、いわゆる辞書レベル説明以上の話は
まず聞けないんですよね。つまり、その情報が血肉になっていない。
では、何で情報を体験に結びつけられないのか。
この理由もまた、情報量を変に多く持っているからなんだと、
私は推察するんですよ。
というのも、情報量をよすがにする人間は、たいてい新たな行動を
起こさなければいけないときに、
■ 持っている情報を使って、行動しない理由を瞬時に作り出す
ことをやるんですよね。
そんなことをやっても意味がない、とか。
こんな理由でリスクが高いからやめておいた方が良い、とか。
そうやって、理由を作っては、行動しなければいけないときに
行動を起こさない。
だから、ますます体験が少なくなってしまい、手持ちの情報が
『ただの情報』に成り下がってしまうんですね。
その点、行動力のあるお馬鹿な人たちは違いますね。
わかんないから、やりたいと想ったら行動してしまう。
そして、たくさん失敗するわけです。
端で見ていたら馬鹿にしてしまうようなことも、
さんざんやってしまうわけです。
でも、失敗経験が多いって、そのあとの人生にとって
ものすごい有利になるんですよね。
こうやったらこうなる、という自分自身が体張って
手に入れたものだから。
そして、そうやって行動をしていけば、必ず何らかの
望む結果を手に入れられるんですよね。
言い訳ばかりをして行動しない人間よりはよっぽど素晴らしい成果を。
さらに、ここに新たな情報が入ったら、その体験に照らし合わせて
「あ、これってこういう意味だな」
って、すぐに解ってしまうわけで、その情報については、
単に情報量が多いだけの人間よりも、よっぽど深く、本質を
理解してしまうんですよね。
たくさんの情報を、人を馬鹿にすることに使い、かつまた必要な
行動を起こしたくないために、言い訳作りのためばかりに使う人。
わずか数秒で得られる程度の情報を知らず、でも、知りさえ
すれば、体験としっかり結びついた本質を押さえた情報を持て
それを活用できる可能性のある人。
果たして、どっちがお馬鹿なんでしょうね?
そして、あなたはどっちの人間になりたいでしょうか?
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今日のトーク術・まとめ
情報は、人を馬鹿にしたり、言い訳をするために使うもんじゃない
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……なんてこと言ってますが、かくいう私も、昔は情報をたくさん
抱えて、人を馬鹿にしたり、行動しない言い訳をしたりしていた人間
だったんですよね(滝汗)。
ほんと、よく言ってましたよ。
「なんだオマエ、こんなことも知らないのか」
「それは無理だな、だってこれこれこうだから」
もう、その頃を思い出すと、みっともないったらありゃしないですよ。
でも、結果的には、全然自分の人生がうまくいかなかったんで、
最終的には情報集めはもうやめよう、と思い直したんですよね。
で、なるべく本を読まないようにし、まずは行動、ということを
心がけるようになって、『情報馬鹿』から抜け出すことが出来ました。
今でも、本は読みますが、情報収集という意識をもって
読んだりしません。
だから、下手すると、昔よりも知識レベルの情報量は、
忘れてしまった分も引いたら、減っているかもしれませんね。
まあ、それでお馬鹿だなあ、と思われるのであれば、それはもう
しょうがないですが、今の私には、上地さんの彼女に花火を
見せたいときにとった行動力は敬服しますし、彼らは、人間として
尊敬できる、お馬鹿ではない人物だと思います。
私も是非、上地さんのように
★ 情報に振り回されず、臆することなく行動出来る人間
であろうと思っています。
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● 編集後記
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2月末にエアコンが壊れてしまってはや2ヶ月が過ぎました。
いつ買おうか思っていたんですが、最近急に暑くなってきたので、
やばい、早く買わないと、と、昨日慌てて注文しました。
とはいえ、衝動買いはせずに、ネットで昨日と価格をじっくり
調べて購入。
ひとつのエアコンで寝室・リビング・私の書斎と、3部屋同時に
面倒見て欲しいので、ちょっと大きめの17畳タイプを購入しました。
しかし、エアコンの値段の定価と実売価格の差、すごいですね。
私が買ったのって、2006年発売で定価42万円のものですよ。
それが、今回の購入価格が6万円ですわ。
何なんだろう、この差は。
ということで、この金額差に潜む謎は、是非皆さん各自で
考えてみてください。
こういう些細なことでも、しっかり自分の頭で考えましょうね。
そして、もし、この謎の答えを知っている方がいらっしゃるなら……
是非私にこっそり教えてください! ← コラコラ!!
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