仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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自分を語る方法

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  ● 自分の過去を初お披露目
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5月26日に、御苑塾さんのお招きでセミナーを行いました。
御苑塾さんのサイト
 → http://gyoenjuku.com/
タイトルは「出版したければ、まずセミナーから始めよう!」
ということで、私自身が体験した出版するまでの経緯をお話し
させていただきました。
自分の昔の話を、ここまで赤裸々に話した事がなかったので、
果たしてどうやって受け止めてもらえるのか、そもそも
受け入れてもらえるのかどうか、ドキドキしながら話しました。
結果的には、好意的に受け止めてもらえたようで、
「水野さんの迷走していたころのお話は励みになりました」
なんて事をいってくれる人もいて、お役に立てたようで、
ほっとしました。
しかし、自分のことを語るのって、本当は非常に
気を使うんですよね。
なぜなら、たいていの人は、
 ■見ず知らずの他人の事にはほとんど興味がない
からなんです。
芸能人のゴシップなんかだと、結構食いつく人が
いるんですが、自分の知らない人なんかの過去話には、
ほとんど興味を示しません。
これは、セミナー講師にも言えることで、受講生が
講師の話を聞く気マンマン、ということはまずほとんどない
状態であり、この日とは一体どういう人なんだろう、という
興味も、ほとんど持っていない状態なんですね。
自分の抱えている問題の解決法や、自分の役に立つ情報を
得ようとしている人たちに対して、自分の昔話を語ろうものなら
「金返せ!」
といわれてしまいかねないわけです。
しかし、一方で、自分のことをきちんと語ったほうがいい、という
事も、よく言われています。
ビジネスも、最後は人と人とのつながりなんだから、自分のことは
きちんと語らなければいけない、というわけです。
これはこれで、なるほどそうかと思うのですが、
しかし、色々な人を見てみると、自分を語ることに
明らかに失敗している人たちがたくさん見受けられるのです。
私自身、セミナーなどで講師が自分の話しを延々と語るのを聞き、
「お前の昔話を聞きに来たんじゃない!」
と、思わず叫びそうになった事が何度もあります。
 ■自分を語らなければいけない、という意見。
 ■お前の昔話など聞きたくない、という意見。
果たして、どちらが正しいのでしょうか?


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  ● 自分を語る前に語ること
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 ■自分を語らなければいけない、という意見。
 ■お前の昔話など聞きたくない、という意見。
実はこれ、どちらが正しくてどちらが間違い、
ということではないんですね。
肝心なのは、聞き手に対して
 ■あなたのことを知りたいと思わせる段取り
をきちんと意識しているかどうかが重要なのです。
自分を語って失敗している人は、この事前の段取りを
全くといっていいほどやっていません。
突然振って沸いたように
「私は昔~」
なんて話をし始めてしまう。
また、前フリはあるものの、聞き手にきちんと自分への興味を
持たせきらない状態で自分話を始めてしまう人も多いですね。
例えば、自分の考えを述べた上で、なぜ自分がそこに
思い至ったかを、延々と語る人など。
これなんかは、往々にして
「こんな事を考えつくオレってすごいだろ」
的な自慢話オーラがプンプンしているケースがほとんどで、
たいていの場合、聞いて損した、という気持ちになります。
これらはすべて、自分のことを語る前の準備段階が
うまくいっていないことが引き金となって起きているんです。
5月26日に行ったセミナーでも、私は開口一番に
自分の昔話を語り始めたわけではありません。
そこに至るまでに、約30分、前フリのトークをしながら、
 ★聞き手に自分の話を受け入れてもらう準備
をしていたのです。
その準備があったからこそ、
「この人がこうなったのはなぜなんだろう?」
という気持ちが芽生えてきて、私自身の話を受け入れて
くれるようになったわけです。
皆さんも、自分のことを語るときは、必ず
聞き手に受け入れ準備が取れるような、事前の段取りトークを
必ず考えておいてくださいね。
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           今日のトーク術・まとめ
      自分自身の話をするときは事前の段取りが重要!
自身に興味を持ってもらえるようなトークで惹きつけてから自分を語ろう!
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
あ、言い忘れていましたが、いくら段取りつけて聞き手をひきつけても、
あなた自身のお話が、聞き手にとって「聞いてよかった」と思ってもらえる
ような話になっていなければ、意味ないですからね。
飲み屋で中高年が若手社員を捕まえて
「オレの若い頃はよぉ~」
なんていう話を、単なる自慢で語るようなことをやってたら、
どんなすばらしい段取りをしたって、絶対聞いてもらえませんからね。
自分を語ると、ついついよってしまいがちになりますので、
このあたり、お気を付けくださいませ。
 
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  ● 短時間で自分に惹きつけるトークができるか?
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セミナーなどでは、ある程度まとまった時間があるので、
今回のお話のように、30分という時間をかけて自分に惹きつける
話が出来ました。
でも、セミナー講師でもない皆さんは、そんなに悠長な事を
言っていられないケースがほとんどでしょう。
忙しい間をぬって、わずか短い時間の中で、自分のことを
きちんとアピールしなければいけない、と言うのが、現実です。
では、そんな短い時間でどうやって人をひきつけ、自分の話を聞いて
もらうようにすればいいのか?
そのスキルは、このセミナーで身につけることが出来ます。
残席あと7名ですので、興味のある方はお早めに。
 → http://sp.m-stn.com/chk/060601a.html
 
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  ● むやみに起業しなくたっていいじゃないか
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ちょっと前までは、独立・起業ブームといわれていて、
独立しなきゃ意味がない、さあみんな起業しよう、なんて
雰囲気が流れていました。
今は少々落ち着いたようで、何でもかんでも起業起業、という
空気は少なくなってきましたね。
私自身の考えを言うと、起業したほうがいいかどうか、という
議論そのものがナンセンスであると思います。
独立したとしても、会社に勤めていたとしても、求められるのは、
 ■いかに社会に貢献できるか
ということであって、まずそれが出来るような人間になる事が
一番大事なのであります。
そのうえで、起業するか、そのまま会社に勤め続けるかを考えても
遅くはないと思います。
ということで、会社員である事のメリットを徹底的にしゃぶり
つくし、有能なビジネスマンになりましょうよ、という本を、
現役会社員と、元現役会社員のお二人が書きました。
二人とも私の知り合いで、非常に頭の切れる方たちです。
彼らの話を聞いていると、私ももう一回会社勤めに戻っても
面白いかな、と思っちゃいます。
会社づとめが面白くないなあ、と思っている人はもちろん、
新入社員や入社2,3年といった、若い方たちに、ぜひ読んで
欲しい本です。
 詳しくはこちら → http://sp.m-stn.com/chk/060601b.html

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  ● 編集後記
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以前から、「ワクワク」という言葉がビジネスの世界で
流行っているんですが、今まで、なんかこの言葉にものすごい気持ち悪さを
覚えていました。
皆さんは、この「ワクワク」という言葉、どう思いますか?
「ワクワクしながら仕事しよう!」
なんていわれたとき、あなたが思う率直な心境を聞かせてください。
☆あなたは「ワクワク仕事をしよう!」という言葉を聞いて、
 どんな気持ちになりますか?
◆うん、その通り! と楽しい気分になる
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001758Q0014881A18c9c
◆なんだそりゃ? と不思議に思う
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001758Q0014881A2aa6d
◆仕事をなめるな! と不快になる
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001758Q0014881A35bbb
◆言いたい事はわかるが、言葉に出来ない違和感を感じる
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001758Q0014881A4d5ae
◆特に何にも感じない
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001758Q0014881A5bb56
○結果を見る
http://clickenquete.com/a/r.php?Q0014881C7b15
○コメントボード
http://clickenquete.com/a/cb.php?Q0014881P00C7b38
締切:2006年06月05日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/
結果と私の感想は、次回のメルマガで発表します。
皆さん、ご協力お願いいたしますm(_ _)m

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