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数値評価

おはようございます。水野です。
いつものメルマガの前にお知らせを。
以前からお伝えしている、「コミュニティリーダー養成講座」の
お申込み期限が今日いっぱいとなります。
コミュニティというものは、これからのビジネスにおいて、
とても重要な位置づけとなると、私は確信しています。
特に、コンサルタントやコーチ、士業と行った、継続的に
お客様とお付き合いする方たちにとって、事業の発展や、
顧客のフォローといったものに有効に使えることでしょう。
また、社内を活性化し、やる気あるメンバーを生み出そうという
時にも、このコミュニティ作りという考え方は、必ず役に立つ
事と思います。
ということで、興味ある方は是非サイトをご覧下さい。
 → http://sp.m-stn.com/seminar/community/?sid=1016
さて今日は、ラグビーチームの監督である、清宮克幸さんの話を聞いて、
なるほどと思ったことを、お話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 早稲田大学ラクビー部を優勝に導いた男
─────
2001年、今まで10年以上優勝から遠のいていた早稲田大学
ラクビー部を、着任早々優勝に導き、以来5年間、連戦連勝へと
導いた、清宮克幸監督。
清宮監督は、早稲田大学ラクビー部に着任してすぐに取り組んだことは、
データ分析だったそうです。
プレイヤーの試合中の動きを16種類のプレーに分け、
選手ひとりずつ、試合の貢献度に合わせて採点していく、ということを
やったそうです。
パス、タックル、ボールタッチなど、それぞれのプレーに対して、
良いプレー、悪いプレーを評価し、それぞれ採点していくそうです。
そういった、数値化した評価をしていくことから始め、最終的に
彼らを優勝に導いていったんですね。
しかし、皆さんの中には、こういったものを数値化することに
抵抗を持つ方たちもいらっしゃるのではないでしょうか。
「選手の力は数値だけで表されるものではない!」
とか
「数字だけでない点についても評価されるべきだ!」
などという気持ちが芽生えてくる人もいることでしょう。
私もその気持ちは分からないでもないのですが、でも、やっぱり
数値化する、ということは、とても大切なことなのではないか、
と思うんですよね。
その理由は……
 
 


━━━━━
  ● 誰が何のために評価する数値か
─────
清宮監督は、選手のプレーを数値化したシートを作成しましたが、
それを監督が選手の評価を行うために使うことはしなかったそうです。
  最も重要なポイントは、点数シートを選手達に公開し、
  選手の意識を変えること。
  点数シートを見た選手が、自ら何かに気づけばいい。
  「次の試合では、点数の悪かったプレーを直そう!」とか
  「点数であいつに負けている。次の試合では俺の方が絶対に
  いい点数を取ってやろう!」と意識が変わっていく。
  それが「日本一になりたい」という意欲につながっていきます。
つまり、このシートは
 ★ 自分自身のことを客観的に知る
というものなんですよね。
数値化を否定する人たちの話を聞いていると、そこに否定の論旨は
正論に聞こえるのですが、否定する裏の意識の中に、
 ■ 自分自身を具体的に直視する事への恐れ
がある、という人も結構いるように思います。
しかし、その不快感をクリアしないと、本当の意味で自分を
成長させることなど出来ないんですよね。
だめなところを直すにしても、いいところを伸ばすにしても、
具体的に、どこがどれくらいダメなのか、どこがどれくらい良くて、
あとその伸びしろはどれくらいあるのか、といったことを、きちんと
把握しておかないと、成長など出来ないのです。
清宮監督は、選手達に対して、自分たちでその成長ポイントが分かる
ようにして、成長そのものは基本的には選手達の自己選択に任せた
ということなんですよね。
私自身、成長を本当の意味で実感できるようになったのは、
自分をきちんと見つめ、至らないところ、出来ているところなどを
客観的に把握することでした。
それまでは、それなりに色々な学びにチャレンジはしてみた
ものの、人間として目立った成長をすることは出来ませんでした。
会社を立ち上げたものの、最初の事業に失敗し、借金こさえて
友人達から逃げられてしまい、そのまま1年半ほど鳴かず飛ばずの
状態が続いた5年前。
そうでなくても精神的に参っているのに、その上、自分のだめさ加減と
向かいあわなければいけないという辛さ。
実際、私の場合も、自分を具体的に知ったとき、ショックが大きかった。
自分のことをそこそこ優秀なんじゃないかと思っていたのに、
ガラガラと音を立ててその自信がひっくり返っていくんですから。
でも、それを事実として受け入れないと、自分の成長はあり得ない。
そう思って、そこから次に自分をどう変えていくか、具体的に、
数値化なども取り入れながら、自分自身をどう成長させて
いくかということに、コツコツ取り組んでいったということが、
自分を大きく変えていったんですよね。
だから、もしあなたが、自分自身を客観的に評価することに
恐れを抱いていたとしたら、どうかその恐れを乗り越えて、
一歩自分に踏み込んで、具体的に自分を見つめて下さいね。
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
   自分自身を具体的に客観視することを恐れないようにしよう!
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
しかし、多くの人はなぜ評価されることを恐れるのでしょう。
私が思うに、子供の頃の教育が、結構響いているような気がします。
私自身も、小さい頃は試験があるというと、やだなぁ、と思い、
通信簿を渡されたら、なるべくその日は親に会わないようにしたいと
思ったりしていましたからね。
やっぱり、試験や通信簿の結果いかんで親から叱られたりする訳ですから。
つまり、子供の頃は「評価される」ということを
 ■ 人からほめられたり叱られたりするもの
という認識をしていました。
これが、大人になっても、ずーっと尾を引いていたように思うんです。
でも、今は評価されると言うことを
 ★ 成長のヒントとポイントを知ることが出来るもの
として認識していますので、セミナーや研修のアンケートや、
知人からのフィードバックも、耳の痛い話も含めて、喜んで
受け入れています。
だから、もしあなたに子供がいたり、部下がいたならば、ぜひ
 ★ 評価とは、自分の成長のためにあるもの
という認識を与えてあげて欲しいと思います。
そのためにも、まずは、自分自身が積極的に人からの評価を
受け取るようにしてみて下さいね。
なお、今日の清宮監督のお話は、こちらの本から引用させて
頂きました。
「トップランナーの言葉」
 http://sp.m-stn.com/chk/081016.htm
 
━━━━━
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ありませんか?
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━━━━━
  ● 編集後記
─────
正式なオファーを頂いたので、ここで発表させていただきますが、
今度、沖縄で講演させていただくことになりました。
時期は、来年の1月下旬と、まだ先の話なのですが、
個人的には、とっても楽しみであります。
沖縄方面の方も、過去私のセミナーに参加して下さっていますが、
そちらに伺ったときにお会いできたら本当にうれしいです。
また、まだ未定ですが、その時に合わせて、沖縄方面でのセミナーの
開催も企画しておりますので、是非開場情報なども教えていただけると
うれしいです。
沖縄は、20年前に仕事で1度行ったきりですが、いつかまた
行ってみたいところだと思っていたんですよね。
きっと、あれからずいぶん雰囲気も変わったんじゃないかと
思いますが、それも含めて、とっても期待しております。
ということで、色々詳細決まりましたら、随時ご報告させて
頂きますね。
 
 
★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!
 → http://www.itmedia.co.jp/bizid/mizuno_index.html

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