仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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相手をほめるその前に

おはようございます。水野です。
今日は、前回のメルマガでお寄せ頂いたコメントを紹介しつつ、
長所を見つけられない人に何を言えばいいかについて、皆さんと
一緒に考えていきたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 関根勤の教え
─────
前回のメールマガジンで、人の欠点をほめて直す方法について
お話ししました。
 → https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/604616.html
その際、語録のあとで、
「長所がひとつも見つからない人間はどうほめればいいんだ!」
と言う人に、どんなコメントをしたらいいでしょうか、ということを
アンケートで質問したところ、たくさんのご意見が寄せられました。
本当に、皆さん一生懸命考えてくださってありがとうございました。
ということで、寄せられた皆さんのコメントを、一気に掲載させて
頂きます。
※※
誰にもその人の長所を見つけ出せないとすれば、
あなたが見つけてあげたらいいんです。
そうすれば、「人の長所を見つけるのが得意」という
自分の長所になりますしね…。
※※
なるほど。確かにAさんのように有能で常に前向きな姿勢で
仕事をされる方には(何でも良いので、相手の長所をほめる)
Bさんは長所の無い人に見えるかもしれません。
ただ、人は長所を指摘されることで初めて、短所を改善しよう
という気持ちを起こすようなんです。
ただでさえ仕事ができるあなたが、どんな相手の長所でも見つける
能力を身につけたら、もう無敵のビジネスマンと言っても過言では
ありません。
更に高いステージを目指してチャレンジされてみませんか
※※
すばらしいご質問です。
あたなは、人の欠点をくまなく探せる、人を見る目をお持ちで
ある方とお見受け致しました。まさに目利きの達人です。
そのすばらしい特技で、ぜひ長所がひとつもない人の
良いところを見つけて差し上げてはどうでしょう。
※※
あなたはきっとその人のことがとても嫌いなんですねぇ・・・。
きっと信頼関係もうまく築けていないとおもいます。
そのひとも、それなりの考え方を持っているでしょうから、
どういった考え方から行動が来ているのか、じっくり観察
してみてはいかがですか?
その人が人を陥れようとしたりしているのならばともかく、
悪意のない人であるなら、きっと信頼関係を築くことが
できると思いますよ。
※※
欠点は裏を返すと長所に成りませんか?
その部分を長所として同じアプローチで
別の欠点を直す提案をしてあげてください。
※※
それは楽しみですね。部下の成長は嬉しいものですから。
いい楽しみをお持ちで、うらやましいです。
※※
人の課題を見つける視点が鋭いですね。
そして課題だらけ、と思いながらも、指導について考えていらっしゃる。
すごいなぁ。
その山ほどの課題の中で、比較的できていることは何かを
見つけるとしたら、その視点もきっと鋭いんでしょうね。
課題発掘と、できていること発掘、両方の視点をもってしたら、
相手の方、ものすごく成長されますね。
※※
あなたの部下(後輩)なんだから、きっと素敵なものを
持っているはず。一度ゆっくり話してみれば・・・。
※※
じゃあ、あなたの欠点はなんですか。あるでしょう。
それがあなたの長所です。
欠点というのは長所の裏面かそこから成功できる種です。
欠点の数だけ長所は生まれます。
※※
なるほど、それはよい質問ですね。そうですね…
そういう人の欠点を直したい場合にはこのように言って
みてはどうでしょう。
たとえば その人の言葉遣いを直したい場合です。
『お前はこの先大きく伸びる可能性のあるタイプだ。
まだ表に出せていない良いものをたくさん内に秘めた人間だ。
お前がお前自身の良さを引き出していくためには、
まず言葉遣いを勉強し、きちんとした言葉遣いで
話せるようにすることだ。
そうすれば自信を持って話せるようになり自分の気持ちも
引き締まって今まで以上に力を発揮できるようになる。
他の人たちからの信頼や好意も厚くなり お前のよさが
もっとわかってもらえるし親切に色々教えてもらえる
ようにもなるぞ』
……いかがでしょうか。
皆さん、なかなか考えられたコメントばかりですね。
ああ、自分だったらこう言うだろうなぁ、というコメントが
きっとひとつはあることと思います。
ただ、関根さん的なアプローチであったら、果たしてどう言うだろうか、
ということで考えてみると、私個人としては、ちょっと思うところがあるん
ですよね。
 


━━━━━
  ● 相手をほめるその前に
─────
相手をほめる、ということはとても重要なこと、といわれています。
しかし、本当にその力をほめることが常に一番重要なことなのか、
というと、そうではないような気が、私はするのです。
実際、ほめる側の人間が、ほめられないような状態にいる、というとき、
そこを押してほめることって、本音のところでは出来ませんよね。
今回の場合のように、
「長所がひとつもない人間の場合、一体どう指導したらいいんだ?」
なんていう人に対して、この人をほめろ、といっても、冷静に考えると
なかなか難しいと思います。
今回投稿して頂いた人たちの中でも、「ほめて伸ばす」というところに
こだわってしまった人が多かったように思うんですよ。
しかし、関根さんの話にあった「長所をほめて欠点を指摘する」という
ことは、実はもう一つ深い意味があると、私は思うのです。
関根さんが、欠点をほめて伸ばす、ということを通じて、何を伝えたいかと
いうと、それは、
 ★ 相手を受け入れて応援する
ということなんじゃないか、と私は思うんです。
長所をほめるというのは、あくまでも【相手を受け入れる】という
気持ちの表れだと考えられますし、欠点を指摘するというのも、
【相手を応援する】という気持ちが、それをさせているように、
私は思えるのです。
とすると、今回の話にある
「長所がひとつもない人間の場合、一体どう指導したらいいんだ?」
と言っている人に対しては、まずはその思いを受け入れた上で、
相手を応援する、というアプローチがいいのではないかと
思うんですよね。
今回のコメントに、そういった想いが込められているもの。
それが、きっと関根さんが喜ぶ答えではないかな、と思います。
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
         相手を受け入れ、応援してみよう!
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
ということで、もし私だったら、
「長所がひとつもない人間の場合、一体どう指導したらいいんだ?」
と言う人に対しては、
※※
そうですか、そんな部下を抱えてしまって、大変ですねぇ。
心中お察しいたします……
もし出来るのなら、その部下の部署替えを働きかけてみては
いかがかと思うんですが、それもやっぱり難しいですかねぇ……
そうですよねぇ……。だったら、ここで何とかしないといけないんですね。
いやはや、ホント、上に立つものは大変ですね。
でもまあ、いやがっていても面倒みないといけないんだったら、
ここはひとつ、あなたの能力をフルに発揮して、そいつを
育ててやるしかないですよね。
いや、あなたなら出来ますよ。まあ、最近のヤツはやっぱり
ほめて認めてやらなきゃいけないみたいですから、まずはその
あなたの鋭い視点で、ひとつだけでいいから、あいつの長所って
ヤツを、何でもいいから見つけ出してやることって、出来ませんか?
やっぱり、人って、どこかほめられるところがないと、
指導してもやる気出しませんし……
まずはそこから部下を認めてやってみましょうよ。
絶対、あなたなら出来ますって!
※※
……ってな感じで、
 ★ その人の感じている思いを、まずは受け入れる
ところから始め、彼の理想の状態を聞きつつ、もしそれが
かなわないのであれば、
 ★ 今置かれている現状で出来ることを応援する
ことをやってみると思います。
まあ、これもあくまで私の考えですので、みなさんとはまた
違った考えかもしれません。
ですが、
【相手を受け入れ応援する】
という考え方は、きっと使い道は結構あるんじゃないかと思います。
良かったら参考にしてくださいね。
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  ● 編集後記
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昨日は、1年半ぶりの高品質セミナー作成講座でした。
実に久しぶりで、どこまできちんと出来るかと思いましたが、
案外体が覚えているもので、いざ始まると思い出すものですね。
来年からは、定期的にやっていきたいと思っていますので、
興味ある方はいらしてくださいね。
今日の我が家のネコブログ。ネコならたいていはやる、
いろんなものに入っちゃうという話。
色々とかわいい♪
 → http://plaza.rakuten.co.jp/mrika/diary/200812050000/
 
 
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