仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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理不尽の必要性

おはようございます。水野です。
今日は、インターネットラジオを聞いていて考えさせられた
話についてお話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 教師は生徒を殴っていいか?
─────
先日、とあるインターネットラジオを聞いていたら、
出演者が教師の体罰についての話をしていました。
その番組自体は、笑いの色の強い番組であり、
決して真面目な番組ではありませんでしたので、
真剣に体罰の是非について議論されていた訳では
ありません。
どちらかというと、昔の自分の体罰経験を話す、という
ものでした。
部活の時には、しょっちゅう先生からビンタを食らっただとか、
友人のいたずらのとばっちりを受けて鉄拳制裁を食らったとか。
まあ、今の学校現場ではなかなかお目にかかれないような、
体罰話で、彼らは盛り上がっていました。
語っている彼らは、三十代後半の男たちでしたので、
学生時代は、やはり体罰を経験しているんですね。
私も今年で45歳になりますが、やはり小中学校の頃は、
体罰を受けたことはよくあります。
5年生の時の担任の先生は、生徒を平気でビンタしていましたし、
廊下に立たせる、教室の前で正座させられる、給食を食べきるまで
教室に閉じ込めておく、なんてことはしょっちゅうでした。
もちろん、たいていは悪いことをやった自分が悪くて体罰を
受けるのですが、中には、結構理不尽なモノもあったりして、
いまだに、なんであの時ひっぱたかれたか分からない、
というお仕置きもありました。
ラジオの方では、最後のまとめとして、
「教師の暴力を安易に認める訳にはいかないけれど、
体罰に、そんなに目くじらたてなくてもいいのではないか」
という論調で終わっていました。
ああ、理不尽な体罰を経験している人でも、体罰完全否定ではないんだ、
と思いつつ、私自身も体罰についてどう思うか考えてみたところ、
やっぱり、絶対あってはならない、とは思わないんですよね。
私自身は、今はもう体罰で指導をするという意識はありませんから、
生徒や受講生に手を挙げるということはしないでしょう。
でも、それは、私はしないというだけであって、体罰を否定
している訳ではなく、むしろ多少理不尽な行為があったとしても、
体罰はあってもいいんじゃないか、と思っているクチであります。
あなたは、体罰について、どういった経験がありますか?
そして、体罰の是非について、どう思われますか?
 
 


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  ● 理不尽さに触れる必要性
─────
数十年前と比べて、学生たちの環境はずいぶん変わったように
思います。
その中でも、私が個人的に感じていることは、
 ■ 学校内から、理不尽な体験が減ってきている
という事なんです。その一番のモノが、体罰だと思っています。
基本的に、人間ならば暴力を受けなくても、学習することは
可能だと思います。
そういう意味で言えば、体罰なんて必要なものかもしれません。
(とはいえ、体罰で指導した方が、結果が早く出る、という
 ケースは多々あるとは思いますが)
もっと言うなら、先生の勘違いやその日の気分で叩かれたりする
ことだってある訳ですから、なおのこと体罰はやってはいけない、
という論旨には、うなずけるモノがあります。
でも、もう一方で、子供時代に理不尽な経験をさせないというのも、
彼らの人間としての生命力を奪うことになっているような気も、
するんですよね。
実際には、世の中に出たら、理不尽なことばかりです。
そんな中で、その理不尽さに、正しさだけでぶつかっていっても、
どうにもならないことの方が多い訳です。
だから、理不尽さに慣れておく、という事も、若い頃にはとても
大切なことなんじゃないかと思うんですよね。
その理不尽さから何を学び、その理不尽さにどう対処していくか。
そういったことを子供時代から経験しておくことも、結構
大切なことなんじゃないかと思うんですよねぇ。
子供たちを大切に育てることは大切ですが、大事なことは、
社会に出てからもきちんと生き抜いていける人として育てる
ことだと思います。
その観点から言えば、体罰を無くす、というように
 ■ 理不尽なモノを排除する行為
に力を注ぐのではなく、
 ★ 理不尽なモノにどう対処するかを指導する
ことに力を注ぐ方がいいんじゃないか、と私は思うんですよ。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
       理不尽なモノに触れさせることも必要
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念のために繰り返して言っておきますが、私は別に体罰せよと
言っている訳ではありませんよ。
あくまでも体罰は理不尽なもののひとつとして取り上げただけです。
で、なんでこんなことを思ったのかを考えてみると、
企業研修で会う若い受講生たちの中に、どうも社会の
理不尽さに、自分の気持ちを対応させ切れていない人が
増えてきているように思えるからなんですよね。
中には、社会の理不尽さをしなやかに受け止め、その中ででも、
自分の考えを捨てずに、上手くその理不尽さと折り合いをつけながら
自分のやりたいことに進んでいく人もいます。
そうではない人の多くは、理不尽さにぶつかってしまうと、
不満は感じるモノの、まあ世の中そんなもんだと割り切って
あきらめてしまいます。
これはこれで、私的には残念ではありますが、それでもまだ
こういう人はましな方。
もっとひどい人になると、その理不尽さを受け止めきれず、
自分の考える正しさを振りかざし、理不尽と対立してしまい、
最後には疲弊してメンタルバランスを壊してしまうという人も
少なくないんですよね。
特に最近の企業では、メンタルヘルスの問題が取りざたされて
いますが、その要因のひとつが、若い頃に分かりやすい理不尽に
対峙することが無くなってきていることも理由なのかもしれないと、
私は勝手に思っているのであります。
理不尽なことは常に存在します。
おそらく世の中から無くなることは無いでしょう。
その理不尽さに真っ正面からぶつかって玉砕するのではなく、
かといって、あきらめてその理不尽さに服従するのでもなく、
 ★ 理不尽さと上手く付き合いながら、自分の考えを貫いていく
ということに、小さいうちからチャレンジして欲しいと、
私は思っているのです。
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  ● 編集後記
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いよいよ明日から仕事始めの人も多いのではないでしょうか。
私は、休み明けに納品しなければいけない原稿がたまっていて、
休み中でも仕事しています。
でも、せっかくの正月ですので、この時くらいは事務所には行かずに
家にいようと思っていたんですよね。
ところが、資料を取りに行ったり、年賀状を取りにいったり、PCも
2画面で作業が出来て快適だったりということで、ちょこちょこ事務所に
行くことになりまして、結局いつもと変わらぬ日々となってしまいました。
まあ、いつもよりは早めに帰るようにはしているんですけどね。
自分にとっては、事務所は書斎のようなモノですので、居心地
いいもんで、ついつい長居をしてしまいます。
話変わって、我が家の、昨日のネコブログ。
丑年にちなんだお話であります。小ネタですな。
 → http://plaza.rakuten.co.jp/mrika/diary/200901030000/
 
 
★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!
 → http://www.itmedia.co.jp/bizid/mizuno_index.html

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