仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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納得のいく仕事をしたいと考えている人に

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● 漫画家・炎尾燃、吼える
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私が愛してやまない漫画家のひとりであり、ちょくちょくこの
メルマガにも登場する、島本和彦さん。
彼の最近の代表作は、「吼えろペン」という漫画。
熱血漫画家・炎尾燃が主人公となって、漫画家の日常を
描く、というお話であります。
私は、この漫画が大好きで、もう何十回も読み返しているのですが、
先日も、寝しなにその漫画を読み返していたところ、ちょうど今の
自分にとって、そうなんだよなぁ、と思える話にぶつかりました。
熱く生きる漫画家・炎尾燃のファンだと公言するミュージシャン。
彼は、納得のいく作品が出来ないという理由で、数年間
アルバムを発表していませんでした。
そんな時、そのミュージシャンとファンである炎尾燃との
ラジオ対談が実現。
放送中に、炎尾からアドバイスを受けるミュージシャン。
炎尾は、クリエイターたるもの、納得出来るまで、
作品作りにこだわるのは当然であり、納得のいかないものを
世に出して言い訳がない、と話します。
その話を聞き、自分の行動に間違いはなかったと
安心したミュージシャン。
しかし、番組がCMに入ったとたん、炎尾燃の態度が一変し、
そのミュージシャンに活を入れます。
その言葉は、今までの話と全く違っていたものでした。

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● 納得のいく仕事をしたいと考えている人に
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私自身、クリエイターという仕事ではないかもしれませんが、
毎日、文章や言葉を発信している人間であります。
例えば、このメールマガジンにしても、現在毎日発行しております。
これだけ毎日描いている、その全てが、自分が納得し、満足した
ものであったかというと、正直申し上げて、そんな事はないんですよね。
もちろん、手を抜いたり、いい加減に書いたりなどはしていませんよ。
毎回、全力投球で書いてはいます。
しかし、そうは言っても、
「今回はちょっとどうかなぁ……」
と思うようなものが出来てしまうことってあるんですよね。
そして、それはもう、たまにあることではなく、しょっちゅうある
ことなんですよね。
個人感覚では、だいたい5回に1回くらいは納得行かないもの。
後はだいたい、
「うーん、これで良いかなぁ……」
といった感じで発行し、月に1,2本くらいが
「これは良く書けた!!」
と膝を打つもの。
実際はそんなもんなんですよ。
もちろん、最低ラインの合格点というものはあり、それはボツを
出しますんで、本当に箸にも棒にもかからないものは、表に出し
ませんが、全てのものに、心から納得してはいないわけです。
ところが。
こうして書き続けてみて解ったことは、
■ 納得いかなかったメルマガが、以外と評価が高かった
ということが良くあるんですよね。
逆に、自分自身で非常に納得のいくものが書き上がったとしても、
それが全て評判が良いかというと決してそうではありませんでした。
だから最近は、納得のいかないものであったとしても、それをあえて
世に出すと言うことを、思い切ってやる必要もあるんじゃないか、
と思うようになってきたんですよね。
納得のいかない作品を出せないと言っていたミュージシャンに対し、
CM中に炎尾燃が言った言葉は、
「キミに足りないのは勇気だ! 駄作を作る勇気だ!!」
何とも凄い言葉であります。
しかし、「納得のいく仕事」という言葉にかこつけて、
一歩を踏み出そうとしない人や、「納得がいかない」という
言葉を使って、失敗への恐れの気持ちを隠している人など、
■ 意気地のない自分を「納得できない」という言葉で正当化
している人には、是非この
★ 駄作を作る勇気
を、胸に刻み込んで欲しいと思います。

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今日のトーク術・まとめ
駄作を作る勇気を持とう!
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もちろん、世に出した結果、本当に駄作だったという事も
あることでしょう。
炎尾に活を入れられたミュージシャンもそう思って反論しました。
「駄作を世に出したら……自分が苦しむことになるのでは!?」
炎尾燃曰く、
「当たり前だ!!
だから次は外さんようにとあがく!!
しかし次もダメかもしれん! そしたらまた次だ!!
そんなことをくり返してゆくうちに、
ファンはどんどん離れてゆく!
それでも作らなければ次につながっていかないだろう!」
ファンが離れたらダメじゃないか、と思う人もいるかもしれません。
だったら、駄作を世に出さない方が良いと思う人もいるでしょう。
しかし、そもそも駄作を出してはいけないという想いで身動きが
取れなくなっている以上、その膠着状態は続いていくわけです。
だからこそ、次につなげるための行動を取り、ダメなら次こそはと
頑張って行く、というところが重要なのだと思うんです。
それはつまり
★ 駄作に潰されないような生き方をしろ!!
という事なんだと、私は思うのであります。

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