おはようございます。水野です。
いつものメルマガの前にお知らせを。
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「人の心を動かすメールセミナー メルマガ事例編」
を開催いたします。
個人ブランディングをしていくにあたり、重要なスキルのひとつとなる、
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を身につけるための考え方、方法をお知らせいたします。
受講者の感想も掲載しております。
セミナーの詳細と合わせてご覧下さいませ。
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さて今日は、昨日行われたセミナーの懇親会でお話しした、
以前勤めていた事務所での活動についてお話ししましょう。
では、早速参りましょう!
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● このままでは仕事が覚えられない
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私は、2000年に独立するまでは、会計事務所で働いていました。
30歳で就職したのですが、その会計事務所はとかではそこそこ大きくて
スタッフは10数名いたんですよね。
しかし、当時は、みんなバラバラで仕事をしていて、チームで活動する
状態ではなかったんです。
私と言えば、半年ほど職業訓練校で簿記の勉強をして、
そこを卒業してから会計事務所に入所したんですが、
全然実務経験はなかったんです。
ということで、色々と教えてもらいながら仕事を覚えなければ
いけなかったのですが、なんと、私は入所した後は所長付、
ということで、所長の鞄持ちになったんですよね。
で、その所長が担当しているお客さんを自分が経理処理をする
ことになったんです。
しかし、所長は立場が立場なんで、手取り足取り教えてくれるような
状態じゃないわけです。
ざっくりとした指示を出して、後はやっといて、といった状態。
しかし、実務経験のない私は、とてもまないが、そんなやり方で
仕事をこなすことなど出来ないわけです。
困ったことに、スタッフは皆一匹狼のように仕事をしている上に
所長がらみの仕事は面倒な会社も多く、関わり合いになりたくない
という気持ちが強かったようです。
ということで、誰が手をさしのべてくれるわけでもなく、完全に
自分一人でどうにかしないと行けないような空気が事務所を
支配するようになってしまったんですよね。
さあ困った。
何せ、何をどう処理したらいいか、さっぱり解らない。
教えてもらわないと、仕事を前に進ませることも出来ない。
自分で調べよう、とも思いましたが、何をどう調べて良いのかすら
さっぱり分からない状態でした。
所長は所長で、指示は出したんだから出来るだろうという感じで、
面倒見てくれない。
結局、これは人から教えてもらわないとどうにもならん、
ということで、逃げ回る先輩を捕まえながら、あれこれ
聞きまくって仕事をしていきました。
しかし、いつまでも逃げ回る先輩を捕まえて聞いて回ることも
やっていられない。
私の様な新人をきちんと育てる体制を作ってもらわないことには、
いつまでたっても、場当たり的に仕事をしていくことになってしまう。
さて、一体どうしたものか……
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● この会社では何も出来ないと思っている人へ
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組織で働いている人たちの中には、やりたいことも出来ない、
作りたいものも作れない、といった悩みを持っている人が
たくさんいらっしゃることでしょう。
企業研修などに行くと、参加者からそういう不満や愚痴を
良く聞きます。
そして、多くの場合、
「結局この会社じゃなんにも出来ないんだよな」
といって、あきらめてしまうようです。
もちろん、そういう人たちは、色々と提案等のアプローチを
してきたのでしょう。
しかし、それらを受け入れられなかったので、不満を
こぼしながらもあきらめてしまった、ということになるようです。
しかし、そんな状況に置かれながらも、なんとか自分の
考えを通し、実現してしまうという人もいます。
以前NHKで放送されていたプロジェクトXでは、
そういった人たちが結構取り上げられていたことを
記憶している人もいらっしゃることでしょう。
そんな人たちは、一体どうやって、自分のやりたいことを
実現したのでしょうか。
私が思うに、結構な人たちがやっていることが
★ やりたいことを、まずはこっそり始めてしまう
ということ。
許可や決済を取ってからやるのではなく、上司に内緒で
こっそりと、やりたいことに向けた行動を始めてしまうんですよ。
で、それなりの成果を出してから、うまいことその成果を
上に伝えて行き、徐々に決済を通してしまうんですよね。
なぜそんなことが出来るか。
それは、
★ 周りにいる人をこの仲間に引き込んでしまう
ということをやっているからです。
直属の上司を巻き込み、その人を味方につけ、さらに上の上司の
決済を取ってもらうべく、その上司に動いてもらう、といった
ことを、こういう人はうまくやるんですよね。
何もしない状態で、決済や許可を取ろうとするのではなく、
まずはこっそり動いていき、結果が出てきたところで、徐々に
仲間を増やしていって、そして既成事実を作りながら、
社内に理解者を増やしていって、最終的に正式にゴーの許可を
もらう。
もちろん、うまく行かなかったり、途中でばれたりしたら、
ペナルティを受けることにもなるかもしれません。
しかし、のちに高く評価されたプロジェクトには、
最初から会社に正式に認められているものよりも、
こういった、一人の社員の勝手な想いが、徐々に
広まって形になって実現したものも、結構多いように
思うんですよ。
だから、もしやりたいことがあるのに、会社が認めてくれない、
と不満に感じている人がいるのであれば、私は
★ だったら、会社に迷惑掛けない範囲で、勝手に初めちゃいなよ
って思うわけです。
口先ばかりでグダグダ言ってるよりも、可能な限りの行動を起こして、
小さな結果をドンドン出して、周りを巻き込んでいくことにエネルギーを
費やしていった方が、精神衛生上良いかもしれませんよ。
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今日のトーク術・まとめ
許可が出ないから出来ない、と嘆くより、出来る範囲でやってしまえ!
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私の場合も、一匹狼的体制だった事務所を、きちんと
人を育てられるようなチーム制を作ってもらいたかったの
ですが、最初所長にお願いしても受け入れられなかったんですよね。
だから私は、「勝手にチームみたいなもんを作っちゃえ」
と思って、隣に座っている先輩をチームメンバーの一人と決め、
その人に張り付いて、面倒見てもらったんですよね。
その人、最初はものすごく迷惑がっていましたが、
私があきらめずにくっつき回っていたもんだから、
最後はあきらめて、面倒見てくれるようになりました。
また、3ヶ月後に同い年の新人の人が入ってきたときは、
「この事務所は一匹狼的で組織化されてないから、チームを
作っていこうと思うんだけど、一緒に手伝ってよ」
といって、「勝手にチーム」プロジェクトに巻き込みました。
で、勝手にくっついて回った先輩に面倒見てもらいながら、
動機の新人ともチーム的な動きをしていってもらいつつ、
仕事がうまく回って行くような既成事実を作り、所長には、
「今隣の先輩に面倒見てもらってるんですが、すごく助かってます。
新しく入った彼も、○○さんに面倒見てもらってますよ。
こんな感じで、チームみたいなものが出来ていくと良いですねぇ」
みたいな話をちょくちょくしていく、ということをやり続けました。
結果、入所してから1年半たったときに、チーム制が社内に引かれ、
新人が入ってきても、チームで面倒見ていける体制が出来たのでした。
まあ、今回のようなことは、会社側の正論から見たら、やってはいけない
ことかもしれません。
でも、最後まで責任持ってやってやろうと思っているのならば、
最後まで責任を取る覚悟で始めてもいいんじゃないかと思います。
逆に、一番始末が悪いのは、最後まで責任を取る覚悟もないくせに、
自分のやりたいことが出来ないと愚痴ばかり言っている人。
その人のやりたいことが許可されない理由は、まさにこの
■ 責任を取る覚悟がない
ということが透けて見えるからなのかもしれませんよ。
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● 編集後記
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高品質セミナー作成講座、無事終了しました。
このセミナーは本当に精神的に緊張するようで、
体全部が、完全にセミナーに集中してしまうようです。
普段は、こまめにトイレに行く人間なのですが、
このセミナーのときは、朝、セミナーが始まってから
夕方に終わるまでの間、一切トイレに行かないんですよね。
また、基本的には、昼食以外立ちっぱなしなんですが、
疲れもまったく感じないんですよ。
セミナーが終わると、ようやく体の方が通常の代謝を始め、
ようやくトイレに行きたくなったり、足ががくがくし始める
といった状態になります。
精神が人間の体に及ぼす影響って、ほんと面白いですね。
さて、昨日の我が家のネコブログ。
今日の写真はカルタになってますが、文の方がちょっと変。
感嘆詞から始まるって、どうよ。
→ http://plaza.rakuten.co.jp/mrika/diary/200903140000/
★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!
→ http://www.itmedia.co.jp/bizid/mizuno_index.html
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