おはようございます。水野です。
今日は、読者から届きました、あるメッセージに対して、
自分なりの考え方について、お見せしたいと思います。
では、早速参りましょう!
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● 読者からの挑戦状?
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先日、とある読者の方から、メッセージを頂きました。
曰く、ある人からの小さな親切で、大きな迷惑を被ってしまい、
後始末に苦労している、とのこと。
そして、この小さな親切に対して、どう忠告するか、ということを
考えていたところだそうで。
で、そのメッセージの締めくくりに、
これだけのメルマガを書かれる
水野さんならこの『小さな親切、大きな迷惑』について
1つの記事として取上げられるかもしれない!?
と思いメールしました。
とのコメントが。
これはもう、ある意味、
「これをネタにせい!」
という挑戦状ですよね。
ただ、「小さな親切、大きな迷惑」についての対処法を
考えるのは面白そうなので、今日はこのことについて
考えてみましょう。
ちなみに、今の段階では、全くノープランで書き始めています。
はてさて、どんな結末になる事やら……
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● 「小さな親切大きな迷惑」への対処法
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さて、この件について考える前に、まず登場人物を整理しておきましょう。
・まず、迷惑を被っている、主人公である当人(仮にAさん)
・それから、彼に親切を施している人物(仮にBさん)
この2名の登場人物によって、この問題が引き起こされています。
では次に、この件の何が問題なのかを考えてみましょう。
それは、Bさんの正しいと思っている行為がAさんにとって
迷惑だということです。
ここで確認しておかないといけない重要なポイントは、
当事者以外の第3者が、Bさんの行為をいかに正しく良いことだ、
と判断したとしても、Aさんにとっては関係のないことであること。
また、いくらBさんの行為を第3者が間違いだと糾弾しても
Bさんにとっては、正しいと信じている、ということです。
なぜ、ここでこんな、ある意味当たり前のことを持ち出すかというと、
こういった状態で揉め始めると、たいていの場合、
■ 自分の外にある尺度の正論で相手を説得し始める
ということをやり始めるケースが多いんですよね。
「普通は~」
とか、
「常識的に考えて~」
と言う言葉を使って、自分の意見を正当化しようとするのです。
しかし、外側のどんな尺度を持ち出したとしても、この二人の
間で起きている問題を解決することは、まったくといっていいほど
あり得ないんですよね。
しかし、特に迷惑になるような小さな親切をやってしまう人というのは、
この
■ 自分自身の中にある価値観を人に押しつけたがる
といった傾向にあります。
私自身も、お節介焼きですので、往々にして、自分の価値観を
親切心を持って押しつけることは良くあります。
ですから、おそらくBさんは、こういった考えの持ち主だと、
ここでは考えておきましょう。
さて、ここでこの問題の対処の方法として、メッセージを
寄せてくださったAさんは、Bさんに対して
「忠告したい」
と考えている、とのこと。
この「忠告」という言葉の意味は、辞書ではこうありました。
心をこめて、過ちや欠点などを直すように言うこと。
また、その言葉。いさめ。
つまり、心は込めるものの、相手は、過ちや欠点を持っている、
ということを前提にお話しする、ということ。つまり、
「お前は間違っているから直した方がいいよ」
ということを、これから言いたい、ということなんですよね。
ウーム、これはちょっとまずいですねぇ。なぜなら、
・Bさんは、自分の価値観で間違ってないことをやっている
・しかしながら、Aさんはその価値観とは違う、自分の価値観を
Bさんに【忠告】という名の下に、押しつけようとしている。
つまり、ここで分かることは、
★ 人から価値観を押しつけられようとするときに、
本能的な対抗策として、自分の価値観を相手に
押しつけようとしてしまう
ということが、起きてしまうということなんですよね。
つまり、「小さな親切、大きな迷惑」を、相手に諭そうとすること
自体が、相手にとって、
★ 小さな親切、大きな迷惑
を、実現してしまうことになってしまうのです。
と、こんな考えを踏まえた上で、質問者の方は、
今後の振る舞いを考えていただけたらな、と思うのであります。
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今日のトーク術・暫定まとめ
大きな親切を、どう返すのかで、あなたの今後の立ち位置が決まる!
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今回のように、行き当たりばったりで頂いたご意見を考えると、
こんな感じとなります。
この結果に対して、幾多の評価があるかと思いますが、
今日はあえて、自分がどんなものの考え方をしているかという
事について、赤裸々にお話ししてみました。
ちなみに、いつものメルマガでは、ここまでの考え方が、
第一考察段階としています。
通常メルマガを書くときは、ここからあれこれ自分なりの考えを
考えながら書いておりますが、今回は、とりあえずここまで、
ということで。
ここから、皆さんなりに、どんな考えにどうたどり着くのか、
ぜひ、考察を深め、そして、その結果を教えてくださいね。
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● 編集後記
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ということで、今回は自分がメルマガを書くに当たって考えている
入り口のところを公開してみました。
本来は、ここからあれこれまた考え始めるのですが、
せっかくですから、ここから先は、ぜひメッセージをくださった
方も含め、読者の皆さんで、色々と考えを巡らせてみて
くださいね。
さて、昨日の我が家のネコブログ。
啓介、硬直モードです(笑)
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