仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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感動ビジネスが持つ甘えの構造

おはようございます。水野です。
本題に入る前のお知らせであります。
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さて今日は、「最後のパレード」について書いたメルマガで
寄せられた質問に対してお答えしたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 「最後のパレード」の著者についての見解は?
─────
一昨日のメルマガで、ディズニーで起きた感動話として売り出され、
その後盗用が明らかになった「最後のパレード」の一連の騒ぎに
ついて書きました。
 → https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/817881.html
この件について、たくさんのメッセージを頂きました。
その中でも、何人かの方たちから聴かれたことは、
「水野は中村氏のことについてどう思うのか」
という事でした。
私自身は、中村氏の著書も読んだこと無ければ、面識もないので、
あくまでも、今回の報道と、それに対しての中村氏のブログに
書かれていたことだけでしかものが言えません。
ただ一言で言うならば、「残念な人だなぁ」という印象でしょうか。
他には何とも言いようがありません。
しかし、彼の言動を見ていると、どうにも感動ビジネスに
携わっている人達、または感動ビジネスをやりたがっている
人達に共通する、ある独特の空気感を感じます。
その空気感が、彼らのビジネスを危うくしているような気がして
ならないのです。
 
 


─────
  ● 感動ビジネスが持つ甘えの構造
─────
中村氏のブログで展開している持論を見てみると、
どうやら、
「互いを許し合い、認め合うという気持ちを持って生きよう」
という気持ちを、皆がベースに持っているという事を前提に
行動をしているように私には見えます。
また、彼の行動の動機は、私欲を見たそうとするのではなく、
自分の目的である
「感動を広め、心豊かな人々を生みだそう」
という想いに忠実に行動したんだろうと思うんです。
だから、今回のように、ネットで集めた話を書籍にして出す、
という事も、
「いいことを拡げているのだから、多少のことは目をつぶってくれる」
と、世間で通用するものだと思い込んでいるように見えるんですね。
しかし、当然ながら世間はそれを許してはくれませんでした。
そうすると、彼としては、
「えっ? えっ? なんで? みんなにとって良い事してるのに?!」
と動揺してしまい、責められる理由が全く理解できずに、
狼狽し、ああいったとんちんかんな対応をしてしまったんだろうな、
と思うのであります。
このように、感動系のビジネスに取り組んでいる人、または
感動系のビジネスを目指す人の中には、
「人が喜べば、何をしても良い」
という考えを持った人達が少なくありません。
だから、この世界は、著作権など存在し得ないくらい、
当たり前のようにいろんな所から話を持って来てしまったり
感動できるのであれば、少々の嘘ならついてもかまわない、
と思っている人がいるわけです。
もちろん、断るまでもないですが、まともな意識で
感動ビジネスに取り組んでいる人達もたくさんいます。
しかし、今回の件で、そういった、全うにやってきている
人達に対しても、悪い影響を与えてしまうことにも
なりかねない、という状態は、本当に残念に思います。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
       人が喜べば、何をしても良い、わけではない
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先日お話しした「正論」というものは、人の心を時として
狂わせてしまうというお話をしましたが、今回の「感動」
というものも、同じように、人の心を狂わせますね。
私自身、人様にメッセージを伝える仕事をしており、
そのメッセージを通じて、ある種感動を提供しようと
している立場にありますので、今回の話が人ごとのようには
思えないのです。
人から喜ばれる、というのは、経験した方は判ると思いますが、
本当に気持ちの良いものです。
体験したことはありませんが、おそらく麻薬よりも気持ちの
良いものなんじゃないでしょうか。
それ故に、もっと人を喜ばせるために、と思って色々と
やっていくうちに、ついつい、判断を誤り、ルールを守らない
という事も、やってしまう可能性は、決してないとは言えません。
私自身も、最近よくネットでの書き込みをメルマガに使わせて
もらうことがあります。
その際には、著作権のことも気を使っておりますので、引用の範囲で
使っているつもりではあります。
しかし、感動されて喜ばれる、という事を繰り返しているうちに、
この部分の感覚が麻痺してしまう可能性は、油断していたら
十分ありうると思います。
ですから、私としては、今回の騒動で中村氏を責めるよりも、
むしろ、自分自身が同じ轍を踏まないように、自分を振り返り、
今後どういう気持ちで自分の仕事に取り組むかを改めて考える、
重要な機会となったのであります。
情報発信をされている方も、是非今回の件は、自分自身の情報発信の
スタンスを見直すきっかけにして欲しいと思います。
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   もし良かったら一言声かけて下さいね。
 
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  ● 編集後記
─────
昨日、忌野清志郎さんが無くなったという情報が、
飛び込んできました。
58歳という若さだそうで、何とも残念でなりません。
清志郎さんは、三浦友和さんと同じく、高校の先輩に当たる方で、
勝手に近い人と思っているんですよね。
初期のアルバムでは、当時の高校の風景が唱われていて
私自身の思い出ともリンクして、懐かしく感じるんですよね。
明日、久しぶりにそのCDを聞きながら、先輩のご冥福を
祈ろうと思います。
ということで、昨日の我が家のネコブログ。
あつみの小さい頃の写真。可愛いですなぁ。
でも、カミさんが何が言いたいのかは、ちょっと分かりません。
 → http://plaza.rakuten.co.jp/mrika/diary/200905030000/
 
 
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
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基本的に毎日書きためをせずに書いております。
新鮮さが売りであるがゆえ、時には体調が万全でないときに
書くこともありますし、時間に追われ、慌てて書くこともあります。
そのせいか、時々文章がおかしかったり、誤字も多いのが玉に瑕の
メルマガでありますが、毎日、その時の想いをタイムリーにお届け
する、というところを一番大事にしたいと考えておりますので、
そのあたりは、どうかご容赦下さいませ。
★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!
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