仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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失敗は、必ず繰り返される

おはようございます。水野です。
本編の前にセミナーのお知らせを。
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さて今日は、人を育てる立場にある人たちに向けて、
最近私自身がつくづく感じていることについて
お話したいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 「私と同じ失敗をして欲しくないと思って……」
─────
セミナーや研修、または本などを読んでいると、たまに
 「私のような失敗を皆さんに繰り返して欲しくない」
とか、
 「私のような、遠回りの人生を送って欲しくない」
といったような言葉に出会うときがあります。
人に何かを教えたいという人は、たいてい一度はこの言葉を
口にしたのではないかと思います。
私自身も、こういうこと、よく言ってました。
口にするだけでなく、講師という仕事を選んだ一番の動機が、
この、
 ■ 自分の失敗を人にさせないようにする
というものだったかもしれません。
しかし、最近になって、ずいぶん心変わりが起きてきていて、
今は、こんな気持ちは全くなくなってしまいました。
というよりも、むしろ、人の成長に関わる仕事を選ぶのならば、
こういった気持ちで取り組んでいってはいけないのではないか、
とすら思うようになりました。
その理由とは……
 
 


━━━━━
  ● 失敗は、必ず繰り返される
─────
世の中の発展は、過去の失敗を乗り越えることによって
進んできた、ということは、確かに言えると思います。
そういう意味においては、
「失敗を繰り返さない」
という発想は、とても重要なことでしょう。
しかし、個人レベルの話になってくると、過去の人の失敗が
今に活かされていない、ということなどは、山のように
存在しますよね。
例えば、若いうちにはきちんと勉強しておいた方がいいぞ、
ということを、大人になって痛切に感じ、それを自分の子供に
伝えても、全然子供が勉強しない、とか。
上司や先輩自身が、過去にやってしまった失敗を踏まえて、若手を
指導するのに、似たような失敗を必ず若手はやってしまう、とか。
同じ失敗をしないようにと、いくら先輩経験者が口を酸っぱくして
教えても、その教えを無視するかのごとく、同じ失敗をする、
という経験は、おそらく人を育てる立場に立ったことのある人は、
少なからず経験していることでしょう。
私自身も、人生で躓いてきた数に関しては、かなりの自信が
ありますんで、同じ失敗をしないようにというアドバイスは、
いやってほどしてきました。
でも、たいていの場合、そのアドバイスは実らないんですよね。
まず、当人に聞く意識がないときには、いくらきつく言ったとしても
相手は聞き流します。
で、失敗する。
なるべく失敗したくない、という気持ちを持っている人は、
それなりに熱心に聞くことは聞くのですが、その失敗そのものが
未経験なことゆえに、うわべで理解してしまう。
で、失敗する。
結局、どちらも失敗してしまうんですよね。
以前の私は、一生懸命、失敗しないように口を酸っぱくして教えて、
それでもろくに聞いてくれないことに腹を立てていました。
そして、そのあげく、その人が失敗をしようものなら、
 「俺があのとき言ったのに聞かないからだ。ばかもの!!」
 と罵っておりました。
しかし、そんなことを何度も繰り返しているうちに、
「どうも、この『失敗しないようにする指導』というのは違うのかも」
ということを思い始めたんですね。
で、最近はどうしているかというと、
 ★ さきに早めに失敗させる
という方法を採っています。
置かれた環境の中で、許容できる失敗の幅を決め、
その失敗を、出来るだけ早めに経験してもらう。
こうして、失敗すると、本人も聞く耳を持つので、そこで
あれこれと教えてあげるわけです。
こういったやり方を採ってからは、アドバイスを受ける側の
吸収スピードが、非常に速くなってきたのです。
もしあなたが、失敗させないような指導を取っているなら、
勇気を出して、失敗させた後に指導する、という方法を
採ってみてはいかがでしょうか。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
    失敗する前に教えるのではなく、失敗した後に教えよう
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
今の混沌とした状況では、失敗を一切せずに何かを成し遂げる、
ということは、まず不可能だと思います。
そんな状況であるにもかかわらず、若い人たちになればなるほど、
失敗してしまうことについての耐性が弱くなっているように思います。
そんな時代に、人を育てる人間が教えるべきことは何かというと、
 ■ 失敗しない方法
ではないと、私は思うんですよね。逆に
 ★ 失敗したあと、這い上がる方法
を教えることの方が、重要なのではないかと思うのです。
特に、いろんな失敗をして、人生の遠回りをした人たちは、
失敗しない方法や、遠回りをしない方法を教えるのではなく、
 ★ どんな失敗からでも、這い上がってこれるのだ
ということを教えることの方が、価値あることだと思うんですよ。
だから、むしろ積極的に失敗してもらい、そこから這い上がるときに
きちんとその人のそばにいてやり、這い上がるまでしっかりと
見届けてあげることが、人を育てる人間の役目なんだろうと
思うのであります。
非常に忍耐力のいる仕事かもしれませんが、しっかりした
人を育てるには、この方法が、遠回りに見えて、一番の
近道なのかもしれない、と、私は思うのであります。
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  ● 編集後記
─────
本の発売が徐々にはっきりしてきました。
どうやら10月の上旬になるようです。
大手書店では、10月の頭から並び始めるそうで。
amazonでも、予約は9月の中旬から出来るように
してもらう方向で動き始めました。
初稿のゲラも、本日送られてくるとのこと。
いよいよ、形になってまいりました。
去年の11月に話が出て、もっと早く仕上がると思ったんですが、
結局、ほぼ1年がかりとなってしまいました。
また、詳しい話が決まりましたら、こちらでも
ご報告させて頂きますね。
さて、昨日の我が家のネコブログ。
啓介、トイレに入れず。小心者め。
 → http://ameblo.jp/keisukeatumi/day-20090812.html
 
 
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