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自分は既に豊かであることに気付く、ということ

癒やし系自己啓発の世界(そんな世界あるのかな)で、よく言われている言葉のひとつに、

【あなたは既に豊かなのですよ】

という、とても耳当たりのいい言葉があります。

が、この言葉に、厳しい系自己叱咤の世界(そんな世界あるのかな)に属する人たちは、激しい抵抗を示します。

「こんな状況を豊かとは言えない!」

「現状に甘んじろというのか!」

「より上を目指すべきではないのか!」

と言いながら、

「既に豊か♪ ランラン♪」

などと浮かれている、頭ん中お花畑の人たちを、激しく批判し、罵倒します(いや、そこまでしてる人そんないないし)。

で、私はどうかと思うと、やっぱり、私に限らず、人はみな、既に豊かだと思うんですよね。
これは、前提条件として、そういうものだと考えています。

では、自分は豊かではない、と考えてしまう人には、いったい何が起きているのか。

私が考えるに、そういう人は、以下のふたつが原因になっていると思います。

ひとつは、

★ 自分の豊かさと定める領域が狭すぎる

ということ。

ちょっとわかりにくいので説明しますと。

例えば、自分を中心に、ぐるりと線を引いた状況をイメージしてみて下さい。

そして、その縁の中にあるものが、自分のもの、その縁の外にあるものを自分以外のもの、とします。

この、自分を囲った線の領域が狭い人ほど、その領内にあるものは少なく、豊かさを感じない、と、こんなイメージです。

これを、もう少し抽象度を上げてイメージすると、自分が使えるお金は、自分の財布の中にあるだけしかない、と考えてしまう人は、自分は豊かではない、と考えてしまう、という事になります。

でも、豊かさを感じている人って、こういう風に考えないみたいなんですよね。

といっても、ドラえもんに出てくるジャイアンのように、

「お前のものは俺のもの。俺のものは俺のもの」

と、傲慢に考えるのではなく、

★ 必要とあらば、自分の手元に無いものも、いつでも活用出来るのだ

と考えている、ってことなんですよね。

例えば、キングコングの西野さんなどは、今かなりのお金を動かしていますけれど、彼自身はさほど金持ち感覚もなく、貯金もしていないのだそう。

彼の感覚では、自分が使えるお金は、自分の財布と通帳に入っているだけのものだとは考えておらず、必要とあらば、必要なだけのお金を世間から調達すれば良いだけ、と考えているようです。

また、脳科学者の苫米地英人さんは、

「俺は300兆円持ってるから」

といっているのだとか。

これは、国家予算のことであり、国家予算とは、国民のために使うお金なのだから、もし自分が必要だと思うのならば、国民である自分が、そこからお金を引き出して使えばいい、と考えているんだそうです。

こういう人たちの、自分の豊かさを定める境界線って、メチャクチャ広いんですよね。

私も、苫米地さんの話を聞いたとき、自分の豊かさの枠組みがポンと広がった感じがして、ああ、これからはそう考えよう、と思うようになってから、既に自分は豊かである、という感覚を少しずつ味わえるようになって来ました。

なので、自分は既に豊かである、と考えられない人は、その自分の豊かさを決める境界線を、大きく広げてみてください。

現実逃避をしたり、低レベルで甘んじる、などということなく、既に自分は豊か出る、ということを実感出来るようになって来ると思いますよ。


今日のまとめ

・既に自分は豊かである、と実感しよう
・そのためには、まず自分の豊かさを決める領域を広げよう


もうひとつ、自分が豊かではない、と考えてしまう理由については、次のこちらのブログをお読み下さい。

豊かさの受け取りを拒絶していないだろうか?

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