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仕事を楽しむ方法 ~理論編~

仕事を楽しみましょう、という言葉をよく聞きますが、これに対して、

「そうは言われても、楽しめないんだよね」

という人が、少なからずいます。

さらに、こういう人の中には、

「仕事どころか、自分がたのしいと思えることが解らない」

という人も、かなりの割合で含まれています。
そんな人たちが、仕事を楽しむためにはどうしたらいいでしょうか。

私が思うに、こういった、楽しむことが出来ない人は、そもそも「楽しい」の前提条件が間違っているんですよね。
楽しめない人の前提条件を見ていると、どうやら

■ 楽しさは、与えられるもの

と考えているようなのです。

もちろん、そういうたのしさも、世の中にはたくさんあります。
マンガ、小説、映画やドラマなどなど、受身で楽しむものなどは、「受身の楽しさ」の最たるものですよね。

でも、上でも書いた「仕事を楽しみましょう」という言葉で使われている【楽しさ】とは、「受身の楽しさ」ではありません。
自分自身で、楽しもう、という意志を持って、能動的に取り組む事によって生まれる楽しさなんですよね。

にもかかわらず、楽しさとは与えられるものである、と思い込んで、積極的に楽しもうとする意識を持たなければ、、そりゃあ、いつまで経っても楽しむことは出来ないでしょう。

なので、これを読んで思い当たる方は、まず、その受け身の姿勢をやめて、「自ら積極的に楽しもう!」という考えに、スイッチを切り替えて行きましょう。

……と言われて、そのように気持ちを切り替えるだけで、楽しめるところが見つけられる人もいると思います。

が、おそらく多くの人は、

「どうやったら、つまらない仕事を積極的に楽しめばいいんだ!?」

という疑問が湧いてくるでしょう。そのような人たちはどうすればいいのでしょうか?

私が考えるに、楽しい、と思えるようになるまでには、次の5つのステップがあると私は考えています。

1.やるべき事をやると決める
2.興味・関心を持つ
3.未知を既知にする面白さを感じる
4.結果を出し、手応えを感じる
4.以上のプロセスを楽しむ

まず、最初の「やるべきことをやると決める」ですが、個人的には、やはりここが一番重要だと思います。

世の中には、活き活きと仕事に取り組んでいる人や、今の自分の仕事を「天職だ」と公言している人がいますが、その人たちの話を聞いていると、必ずしも最初から、今の仕事が好きで、天職だと思えた、という人ばかりではないようです。

どちらかというと、最初はあまり気乗りがしない、または、やりたいことだとは思わなかった、という第一印象を持った、という人が、結構いるんですよ。

では、なぜそんな人たちが、その仕事をたのしめるようになったのか。皆さんが口を揃えて言うには、

「それをやるしかないから、それをやっていこうと決めた」

とのこと。でも、それならば、仕事をたのしめない多くの人と同じように見えますが、彼らは、それだけではなく、

「どうせやるなら、徹底的にやっていこう、究めていこう、一番になろう、と決めた」

というんですよ。

では、なぜそれが一番重要なのか。考えてみると解るかと思いますが、やらなきゃいけないから渋々やる、という気持では、取り組む事が、ただの嫌な作業にしか思えないため、当然ながら、興味を持つ事が出来ないんですよね。

これを、とことんやる、究める、一番になる、というつもりで取り組むと、取り組む事そのものに関心も芽生え、当然のことながら興味も生まれてきます。

好きと思えないことや、気乗りがしないことも、とことんやる、と決めると、不思議とそういう興味・関心が生まれてきます。

そうやって、やるべきことをやると決める。そして、やるからには、とことんやろうと決める。
この意思決定が、2番目の「興味・関心を持つ」という意識を生み出す、重要なポイントとなるのです。

で、興味・関心が生まれると、人は自然と、その興味や関心を満たそうとします。そして、自分が知らなかったことを知っていくと、「面白い!」と感じる様になります。

さらに、とことんやる、と決めて取り組んでいると、何かひとつが解っても、それによって、新たに分からない事が、たくさん増えてくるので、やればやるほど、興味・関心事が増え、そして、取り組んで行くプロセスの中で、解らなかったことが、どんどん解ってくるようになって来ます。

このスパイラルに入ると、だんだん面白さを感じてくるようになるんですよね。

そして、そうやって、とことんやる、と決めながら、未知のものを既知にしていくことで、出来ないことが出来るようになっていきます。で、出来るようになれば、当然、求める結果も出せるようになっていく。

求める結果が出せるようになると、これまた人は嬉しいと感じますよね。で、その嬉しさをきちんと味わう。
そして、さらなる未知なるものを既知にしていく面白さに取り組みながら、さらなる結果を出していく。
このサイクルを意識しながら回していき、このサイクルを、意志を持って楽しんで行く。

そうすると、最初はさほど好きとは言えないものも、結果的には楽しめるものになっていくんですよね。

これが、私の考える、意志を持って楽しむ、というプロセスであります。

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