ダイヤモンドを傷つけることが出来るのは、ダイヤモンドだけだ、という話があります。
人の心も同じで、自分のことを傷つけることが出来るのは、唯一自分だけなんですよね。
誰かに傷つくようなことを言われたから傷つくんじゃなくて、
誰かに傷つくようなことを言われたときに、それを自分が認め、自分はダメで、愚かな人間なのだ、としてしまうから、人は傷つくのです。
例えば、あなたに好きな人がいて、その人に告白したけれど、
「ごめん、君のこと、好きじゃないんだ」
と言われ、フラれたとします。
このときに、フラれて悲しい、という気持ちになるのは良いのですが、
「自分は好かれる価値のない人間だ」
と考えてしまうと、悲しい上に、自分の心を傷つけてしまいます。
例えば、仕事でミスをして、上司に、
「本当にお前はダメなヤツだな!」
と怒られたとします。
このときに、ミスして怒られて悲しい、という気持になるのは良いのですが、
「自分は仕事が出来ない無価値な人間なんだ」
と考えてしまうと、悲しい上に、自分の心を傷つけてしまいます。
思い通りに行かず、悲しいことがあったからといって、自分を傷つける必要はないのです。
好きな人に振られるのは悲しいけれど、それは自分に価値がないからじゃ無くて、ただの好みの違いか、ただタイミングじゃなかった、ってだけの話。
仕事をミスして上司に怒られたのは悲しいけれど、それは自分が無価値だからじゃなく、考え方や方法が間違っていた、ってだけの話。
だから、誰かに何か言われて傷ついたと思ったら、
「あ、今、私は、自分で自分を傷つけているんだな。
だって私はダイヤモンドなのだから。
私を傷つけられるのは、私自身だけなのだから」
と自覚しましょう。そして、
「さて、このまま、私というダイヤモンドを、自らの手で傷つけ続ける?
それとも、私というダイヤモンドを、輝かせていく?」
と、自分の胸に問うてみましょう。
自分で自分を傷つけながら、傷ついた傷ついたと騒ぎ、変えられない他人や機会に固執するか。
または、自分で自分を傷つけながら、被害者意識を持って、変えられるはずの考え方や行動を変えずに、他人に怒られるようなことをやり続けるか。
それとも、それとは真逆の方向に、人生の舵を切り替えて行くか。
自分で自分を傷つけていることを自覚できれば、この選択はあなたの意志で出来るはずですから。
今日のポイント
人の心はダイヤモンド。
傷つけられるのは、自分だけ。
なお、自分責めをついついしてしまう人や、他人の人間性を責めてしま関連した内容として、是非こちらのブログもお読み下さい。
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