仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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壊れてしまった人間関係を修復する方法 ~水野の実体験付き~

前回のブログで、こんなお話をしました。

これからの中高年に求められる力は、自己疑念力である

こチラで紹介した鴻上さんのアドバイスの
組み立ては、是非じっくり読んでみて下さい。

相手に共感し、寄り添いながら、
自身の体験を交えつつ、
相手の課題に切り込み、
具体的にどうするかを話し、
相手の反論にも対応しつつ、
最後は応援メッセージをおくる。

これは、相談を受けたときのアドバイス
として、非情に優れたテンプレートです。

さらに、鴻上さんのアドバイス内容そのものも、
また、秀逸だったと思います。

それは何かというと、

★ 関係がおかしくなった人と仲良くすることは、一旦あきらめる

というものです。

本気で仲良くしたいのならば、まずは
まずはまったく新しい世界に行って、
ゼロベースの人間関係の中で、人間関係の
築き方を学習し、心を入れ替えた生き方を、
まず実践することです。

心を入れ替えると言っても、長年
染みついた思考癖は、なかなか
治りません。

しかも、前の思考癖の状態で付き合って
いた人たちとの人間関係の中で、心を
入れ替えようと思っても、まず無理です。

だから、新しいゼロベースのコミュニティに
行って、そこからやり直すのです。

そうやって、新しいコミュニティで
考え方や価値観の修正を行っていき
ながら、奥さんや兄妹と接するときも、
その新たな考え方で接していく。

もし新しい考え方が腹落ちしてきたら、
自分の、奥さんや兄妹に対する接し方も
変わってくるはずなんですよね。

そして、その変化は、必ず相手にも
伝わるものなんです。

そして、その変化を、相手が認め、それを
自分に言ってくるようになったときに、
初めて、心から過去のことを詫びれば
良いのです。

多分、その時には、そのお詫びを受け入れ、
関係性は改善していくことでしょう。

また。今の段階では、相手に謝ることに全く
意味はありませんし、むしろ関係性をさらに
悪化させることにもなりかねません。

なぜ、謝らない方が良いのか。
自分が変わろうとすることを伝えては
いけないのか。

なぜなら、今の段階で謝ったとしても、
相手は、自分を説得しにかかっている、
と受け取ってしまうからです。

今までの関係性の中で、上からものを
言い続けていた人の言葉ですし、さして
変わったとは思えないような今現在の
人間を、許そうなどという気持は、絶対に
起きないからです。

だから、先ずは別の所できちんと変わって
から、その姿を示し、相手がそれを認めて
もらう。

それまでは、申し訳無かった、という気持
だけ持ちつつ、必要以上に奥さんや兄妹に
謝罪したり、介入しない方が良いのです。

……などとえらそうなことをいっている
私自身、30代の頃、この相談者と全く同じ
ような性格だったんですよね。

だから、かみさんから思いっきり疎んじ
られていました。

しかし、独立後、事業に失敗して、すべてを
失いました。

その後、立ち直りを図ると共に、かみさん
との関係修復を行ったときに図ったやり方が、
まさに今回鴻上さんがされたアドバイス通り
のことだったのであります。

心から改心はすれども、相手はこちらに
対して心のシャッターを降りているから、
謝罪の言葉は届くべくもなく。

なので、新たなコミュニティに入って、
新たな価値観をインストールするトレー
ニングをそこで行いつつ、身に付けた
ことを家に戻って毎日実践しました。。

結果、私の場合は、1年半かかりましたが、
お陰様で、嫌悪感丸出しで接していた
かみさんも、徐々に態度が軟化してくれ
ました。

そして、1年半後には、

「おとうちゃんは本当に変わったんだねぇ」

と言ってくれるまでとなり、今までひどい
こと言って、本当にごめんなさいという
言葉が、ようやく届くようになったのです。

なので、この相談者の男性は、とてもじゃ
ないけれど、人ごとではないんですよね。

どうか、鴻上さんのアドバイスを聞き入れ、
自分の考え方や価値観をきちんと入れ替え、
奥さんやご兄弟との中が良くなっていく
ことを、心よりお祈りしております。

そして、もしあなたが、すでに関係が
壊れてしまった人と、関係修復を望んで
いるとしたならば、是非この鴻上さんの
アドバイスを聞き入れて、実践して下さい。

私も、実体験を踏まえて、効果を確信して
いますので、応援しています!

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