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自分の成長をミスリードしないための、謙遜と卑下の意味の違いを知る

日本人の美徳のひとつとしてあげられる、
【謙遜】の精神。

しかし、似たような言葉に【卑下】という
言葉があります。

ちなみに、この両者の単語を辞書を
引きますと、大辞林によると、謙遜は、

・自分の能力・価値などを低く評価すること
・控えめに振る舞うこと

とあり、卑下は、

・自分を人より劣ったものとして扱うこと
・へりくだること
・謙遜すること

とあって、かなり意味が似ているように
見えます。

しかし、実際には意味の違いがあり、
大辞林には、謙遜への注釈として、

「類義の語に『卑下』があるが、『卑下』は
 自分自身を低くし卑しめる意を表す。
 それに対して、『謙遜』は自分の能力や
 功績などをおごらず、控えめに振る舞う
 意を表す」

とあります。

これを、私なりにイメージして違いを
お伝えすると、ポイントはふたつある
かなと。

ひとつは、

 ■ 比べる基準の違い

です。

謙遜が比べている基準は、

 ▲ 自分の理想とする状態

であり、卑下が比べている基準は、

 ▼ 具体的な他人

です。

だから、謙虚な人は、例え傍から見て
非常に優れた人であっても、自分の
理想から見たらまだまだだ、という
気持ちでいられるので、へりくだる
事が出来る。

逆に、卑下の方は、他人と比べて自分を
低めてしまうので、自分を貶めてしまい
人に対して卑屈になる。

また逆に、人と自分を比べるから、
自分より低い人にであうと、横柄に
振る舞うことも、卑下をしてしまう
人にはよく見られます。

いや、謙虚な人だって、他人と比べて
いるようなこと言ってるケースもあるよ、
という人もいるかもしれません。

でもそれは、言葉ではそう言ってはいる
ものの、謙虚な人が見ている先は、その人
から見えてくる、自分の理想に対して、
そう言っている、と私は捉えています。

ということで、比べる基準には、
これだけの違いがあります。

次に、ふたつ目の違いですが、それは、

 ■ 比べる基準と自分との格差の認識

です。

謙遜する人は、

 ▲ その格差を、伸びしろと捉えている

のに対し、卑下する人は、

 ▼ その格差を、己の劣っているところ
   と捉えている

という違いがあります。

だから、謙虚な人は、その伸びしろに
向かって成長しますが、卑下する人は、
劣等感を強めて無気力になったり、
劣っているところを隠すために、見栄や
体裁を作ることにエネルギーをかけて
いったりしてしまいます。

まあ、見栄や体裁にエネルギーをかける
のも、一時的な成長動機としては、悪い
ことでは無いと思います。

しかし、上にも書いたとおり、常に人と
自分を、愚かか、愚かでないか、という
視点で見てしまうので、他人に対しての
敬意、というものは、持ちにくくなり、
結果的には、ある面で成長したとしても、
不遜で鼻持ちならない人になってしまう
可能性が高いように思います。

という事で、本日は、謙遜と卑下について
極私的な解釈をお話しました。

もし、なるほどな、と思われた方は、
今後、謙遜の言葉を口にしようと
した時は、

「これって、謙遜の考えになっているかな?
 それとも、卑下の考えになっているかな?」

ということを、言葉を口にする前に
自問自答してみて下さい。

日常の中で、何度も使う言葉だから
こそ、無自覚に自分自身の劣等感を
強めるようなことをするのか。

それとも、自分の伸びしろを見つめて、
そこを伸ばして行けるような考えを、
強めていくか。

日常的によく使う言葉だからこそ、
こういった意識を持っておくのは、
結構意味があることだと思うんですよね。

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